『ニーハオ!チャイナ 貴州民族服飾撮影展』は写真家の井岡今日子が2003年に初めて貴州省を訪問して以来、長年に渡り貴州の神秘的な自然風景や少数民族の衣装、暮らしなどを撮影してきた“時の流れ”を約70点のパネルにして貴州を紹介する展覧会です。
貴州省は、5つの世界遺産があることで知られていますが、中国全省人口の3分の1の少数民族が暮らしていることでも知られています。漢族をはじめ、苗族、回族、白族、プイ族、チワン族、ヤオ族、チャン族、ムーラオ族、コーラオ族、モンゴル族、イ族、満族、土家族、毛南族、トン族、シェ族、水族の18民族が暮らしていて、中国の中でも特に多様な民族文化を見ることができます。
井岡は2003年に、ボランティア事業の関係で、初めて貴州省凱里市三棵樹鎮に行った時に、少数民族の服装と文化が同じ時代に生きる私たちの普通の生活ぶりとは大きく異なることに驚きました。その後、毎年訪問を重ねることで増々興味を深め、現在に至るまで撮影を継続しています。
今回展示する作品は、中国国家観光局(東京)の協力で、2006年から撮影したものです。まだ観光地化されていない村々で行われる歓迎式では、村の入り口で自家製のお酒を持って歓迎の歌を歌って出迎えてくれました。棚田や段々畑の田園風景やそこで農作業をする姿、異なる民族による多彩な祭りの様子はどれも素朴な温かみがあり、その魅力にとりつかれて以来、十年以上何度も貴州の地を訪れています。
井岡氏が撮影した少数民族の穏やかな生活や仕事風景にみられる“時の流れ”を通して、皆様に温かな時間を感じてもらいたいと思います。
写真パネル以外に民族衣装を4着展示予定です。皆様のご来場をお待ちしております。



