「天馬行空 中国芸術展」は、現代中国を代表する芸術家たちの作品を一堂に集め、水墨画、工筆重彩を主要な創作メディアとし、既成の枠を打ち破り、独自の境地を切り拓いた優れた芸術作品を集中的に紹介する展覧会です。
「天馬行空」という言葉は、中国古典文論に由来し、想像力が奔放に飛翔し、いっさいの束縛を受けない創作の境地を象徴しています。本展はこのテーマのもと、中国の芸術家たちが深い伝統的滋養に育まれながらも、形式言語、精神的イメージ、美的境界への絶え間ない挑戦を続けている姿を浮き彫りにします。出品作品は、奔放かつ豪放であったり、精緻で深遠であったり、古意に新たな工夫を凝らしたり、西洋と東洋の融合を図ったりと、確かな芸術的技量とともに、自在に駆け巡る精神の自由を示しています。彼らは伝統的な規範を重んじつつも、現代的な視点から人間と自然、歴史と現在、東洋と西洋の多重的な関係を再考し、中国芸術の尽きることのない創造的活力を披露しています。
東京中国文化センターは、中日文化交流の重要な窓口として、長年にわたり両国の芸術と学術の対話のための質の高いプラットフォームを築いてまいりました。本展がここで開催されることは、中日の長い文化交流の歴史への敬意を表すると同時に、今後の深い協力への期待を込めたものです。展覧会期間中には、学術交流などの活動も併せて実施し、両国の芸術界が技法、観念、美的感覚の面で率直かつ深い交流を進めることを促進いたします。
文明は相互の学びによって豊かになり、芸術は交流によって常に新たになります。本展が文化の境界を越える一筋の光となり、日本の観客の皆様に現代中国芸術の開かれた気風と精神的力をお伝えするとともに、日中両国の芸術関係者にとっても心を通わせる対話の機会となることを心より願っております。芸術を橋とし、美をもって心を通わせ、日中文化交流の新たな章を共に綴ってまいりましょう。








