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本講座では、代表的な文字を取り上げて、書体の基本的な形成過程を研究し，書法に対する興味と嗜好を高められるようにしたいと考えております。
理解を深めるために，私たちは、同じ一つの漢字の様々な書体を、一人の人間の各年齢期に見立てるという，人に例える手法を採り入れています。例えば、篆書を「幼年期から少年期まで」、隷書、草書を「少年期から青年期まで」というように喩え，楷書を「壮年期」と見なすことなどにより，感性と認識を容易に深めることができます。一部の代表的な漢字について研究を進めることを通じて、まさに「一を聞いて十を知る」という効果がもたらされます。
書法の創作については，草書に重きを置き、詳しく解説していきます。
高小飛（書道家）
Gao XiaoFei
高小飛、号は博健斎、「後花園」園主。 全日本華人書法家協会共同創設者。 1963年北京市生まれ。 幼少より、伝統的な中國文化、特に詩、書、画、篆刻をこよなく愛し、鄭誦先、蕭勞、金禹民、黃高漢、康伯藩、段大愚の諸先生に師事し、金石、書道、詩を学ぶ。さらに徐之謙、劉博琴、啓功、李苦禪、王森然、許麟廬、王雪濤、康寧ら現代書画家の諸先生の指導を受ける。1987年に来日し、日本読売文化センターをはじめ、その他の関連機関、学校教育関係の組織において書道、篆刻など中国伝統文化の教授に努める。 在日中の作品は、西泠印社をはじめ国內外の芸術機関、美術館等に収蔵されている。 現在、全日本華人書法家協会主席、海外王雪濤研究会副会長、中国文武学院院長を務める。
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