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 2025年6月22日午後、中国文化センターと中国庭園燕赵園の共同主催による「中日書道名家展」が鳥取県の燕赵園で正式に開幕した。
 
 鳥取県観光連盟の安田達昭理事長、燕趙園の松浦稔園長、日本書道芸術院理事、山陰支局長の名越苍竹、三徳山三佛寺の米田良中住持、書道愛好者や観光客など40名余の来賓が開幕式に出席した。
 

 
 翰墨書道会の会長郭同慶氏と、龟鉴塾漢字文化芸術研究所の所長張大順氏の二人の書道家が会場で揮毫し、それぞれ20幅の墨宝を鳥取県、燕趙園、三佛寺、そして観客に贈呈した。作品は日本の友人たちに非常に好評を博した。北陸地方の主流メディア「日本海新聞」も二人の書道家にインタビューを行い、今回の書道交流活動を詳しく報じた。展覧会期間中、多くの鳥取の書道愛好者や観光客が園を訪れることが期待されている。
 

 
 鳥取県と河北省は1990年に友好提携を結び、1995年には友好関係5周年を記念して「中国庭園燕赵園」が建設された。今年は燕赵園の開園30周年にあたる。中国と日本の両国に伝わる伝統芸術の宝である書道は、民間文化交流の架け橋として長らく重要な役割を果たしている。主催者は本展のために厳選した32点の佳作を展示し、日中書道名家の作品展を燕赵園で開催し、友好交流を促進している。
 

 
 今回では、金文、甲骨文、篆書、草書、楷書、行書、隷書など多様な書体の作品が展示されている。書道家たちは、それぞれの特色豊かな筆致と章法を駆使し、歴史の継承、美学の趣、文化の内包など多角的な視点から、中国書道芸術の千年の韻と時代の活力を表現している。
 
 展示会期間中、郭同慶会長と張大順所長は、三徳山三佛寺の住持である米田良中氏と書道交流を行いた。その中で、筆墨の技法や漢字文化の内包、禅意の書境などについて深く議論し、筆を通じて友好を深め、墨韻の中で中日書道の対話と相互理解を促進した。
 

 本展は7月6日まで開催される。書道を愛する皆さまのご来園をお待ちしている。
 
 また、燕趙園の開園30周年を記念したもう一つの催しとして、東京中国文化センターは8月30日から9月12日まで、燕趙園および柴広義皮影研究会と共催で「河北唐山皮影展演」を開催する。多くの方々のご観覧をお誘いし、中国の無形文化遺産の魅力をお楽しみください。

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