富士山麓箱根で中秋の名月を鑑賞

　9月28日、中国文化センター、中国国家観光局駐日本代表処、藤田観光株式会社の共同主催による中秋節を祝う「中秋節in箱根2015」のイベントが日本有数の景勝地である箱根のホテル小涌園で開催された。中国駐日大使館、外務省、国土交通省観光庁、神奈川県政府等が後援している。
　
　中国駐日大使館の郭燕公使、国土交通省の蝦名邦晴次官が本イベントに出席し、藤田観光株式会社の瀬川章社長と共に挨拶を述べた。その後、後援団体の来賓と共に、会場中央に置かれた直径1m、重さ40キロの超巨大月餅の前でイベントの幕が切って落とされると、会場からは歓声が沸き起こった。
　
　始めに神奈川県相洋高等学校が壇上で和太鼓を演奏。高校生の感情豊かな生き生きとした演奏に会場は活気に満ち溢れた。続いて河北省歌舞劇院の訪日公演団が民族音楽「金蛇狂舞」、変面、雑技及びダンス「年年有余」、「錦綉中華」を披露。中国の演技者たちの独特な演技で素晴らしい上演が行われ、イベントはクライマックスを迎えていった。
　

河北省歌劇舞劇院による民族舞踊

相洋高等学校の学生が和太鼓を演奏した

変臉のパフォーマーが来賓と握手する様子

　
　開幕式終了後、主催者は祝賀レセプションを開催し、中国文化センターの石永菁センター長と外務省の担当官が中秋節の祝賀挨拶を行った。また来賓と共に超巨大月餅を分かち合って中国の伝統的祝日を共に祝うと、会場に一家団欒の和やかな雰囲気を作り出した。
　
　イベント開幕前には、主催者が記念植樹式を行い、中日来賓がホテル庭園内で中日友好の証として梅と桜の木の苗が植えられた。
　

植樹の様子

　
　そのほかのイベントとして、主催者は「中国各界代表団揮毫足跡展」、「2015年中国シルクロード観光年 中国観光展」、観光交流商談会などを開催。
　
　本イベントは今回で三回目となり、日本の各界、観光関係者、箱根の地元市民やホテルに宿泊する各国旅行者の歓迎と好評を得ている。