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 7月20日、呉為山中国美術館館長が東京都に寄贈した自身の作品『鑑真像』が上野恩賜公園不忍池の湖畔に設置され、孔鉉佑駐日本大使、小池百合子東京都知事、三宅伸吾外務大臣政務官により除幕が行われた。 動画はこちら(youtube)
 

孔鉉佑駐日本大使、小池百合子東京都知事、三宅伸吾外務大臣政務官による「鑑真像」除幕

 
 孔鉉佑駐日本大使はあいさつの中で、「鑑真大師は中日文化交流史上の先駆者で、中日の悠久な友好交流史の象徴でもある。中日国交正常化50周年に際し、東京都と関係方面の強力な支援の下、景色が美しく、人々で賑わう上野公園不忍池の畔に「鑑真像」が聳え立つようになったのは重要な意義のあることだ。私たちが不忍池の池を訪れ「鑑真像」を仰ぎ見る度に、中日の二千年の友好および文化交流史を振り返られるよう、そして友好のバトンを子々孫々伝えてゆけるよう希望する。」と述べた。
 

孔鉉佑大使の挨拶

 
 小池百合子都知事は、幾度もの困難を乗り越えて日本に戒律を伝えてくれた鑑真和上がその後の日本に与えた影響は計り知れない。上野恩賜公園は、博物館や美術館、動物園などの施設が集積し、日中友好の証として日本で初めてパンダが来てくれた地でもあり、この像の設置が両国友好の一助になるものと期待している、と述べた。
 

小池百合子知事の挨拶

 
 そして、三宅伸吾政務官は挨拶の中で、日中国交正常化50周年も契機として、両国の国民交流や経済交流をしっかりと後押ししていくことが重要である、両国の節目の年に建立された「鑑真像」が、日中の交流の新たな象徴として多くの人々に親しまれる存在となることを願う、と述べた。
 

三宅伸吾政務官の挨拶

 
 呉為山館長は今回ビデオメッセージでの参加となった。呉館長は、上野恩賜公園は世界各国からの皆様が徳深き先人の姿をしのび、鑑真大師の大海のように広い心を感じることができる場所だ。私たちは人類の平和、文明、進歩のために共に努力し、人類の運命共同体を構築するために、ともに積極的な役割を果たしてゆきたい、と述べた。

 

呉為山館長のビデオメッセージ

 
  除幕式には、宮本雄二元駐中国大使や、横井裕前駐中国大使、日中友好団体や華僑華人団体の代表が出席した。
 

記念撮影

 

中国中央電視台記者のインタビューを受ける宮本雄二元駐中国大使

 


期日: 2022/07/20 〜 2022/07/20
時間: 10:30〜11:30
会場: 上野公园不忍池
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