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 6月30日、多摩美術大学が主催する「第二回多摩美術大学大学院博士展~博士号取得者による展覧会~」が開催された。
 開幕式には、元学習院大学文学部哲学科教授、日本美術史家、横浜美術大学客員教授の島尾新氏、中国駐日本大使館文化部の王宏昆二等書記官、中国駐日本大使館文化部の張㬢三等書記官、大崎市副市長の吉田祐幸氏、日中文化展覧協会理事長の陳建中氏、日中美術文化交流協会会長、北海芸術設計学院教授の尤海明氏、日中平和発展促進会理事長の志賀健華氏、南三陸ホテル観洋女将の阿部憲子氏、銀座万仏宇宙国際芸術館の林敦国氏、美術予備校art school Uの施の晋昊氏など多くの来賓が参加した。
 
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来賓たちによるテープカット

 
 本展は、多摩美術大学で博士号を取得した日本で初めての中国人女性画家、李焱氏が、同大学大学院出身の日本人と韓国人の博士課程修了生5名を率いて、日中韓の芸術交流の新たな展示舞台を築き上げた。会期中には、「制作と理論はいかにして有機的に結びつき、相乗効果を生み出せるか」をテーマにしたトークイベントも開催された。
 
 主催者と共催者を代表して多摩美術大学博士後期課程の李焱会長が挨拶のなかで「美術創作と理論研究の統合化を社会に開き、芸術がどのように教育や社会と関わり得るのか探る試みである」と語った。
 
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主催者の李焱会長

 
 元文部科学省文化局長で多摩美術大学理事長の青柳正規氏がビデオメッセージで挨拶し「「作品と論文の両立を図る多摩美術大学の博士課程は高度な水準を保っており、第一号の李焱氏が中心となり、中日韓が一緒に集まる大変素晴らしい展覧会となった」と高い評価と祝辞を述べた。
 
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多摩美術大学理事長の青柳正規氏

 
 日本美術史家で横浜美術大学客員教授の島尾新氏は「博士課程には様々な国から留学生が集まるが、特に日本では博士号を取得してからのアフターケアが少ないため、インターナショナルなネットワークを構築することが必要である。今回の展覧会のように博士取得者が集まった展覧をすることは大変意義のあることであり、次年度以降も続けてほしい」今後へのエールの言葉を贈った。
 
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日本美術史家で横浜美術大学客員教授の島尾新氏

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中国駐日本大使館文化部の王宏昆二等書記官の祝辞

 
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南三陸ホテル観洋女将の阿部憲子氏の祝辞

 
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第1期 李焱作品

 
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第2期 有坂ゆかり作品

 
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第2期 朴香淑作品

 
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第6期 ジョン ヨンギョン 作品

 
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第16期 岸かれん作品

 


期日: 2025/06/30 〜 2025/07/04
時間:
会場: 中国文化中心
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