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 中国文化センターと中国観光東京代表所、藤田観光株式会社の共同主催による「中秋節in東京2018」と第6回中日観光交流イベントが9月25日昼、東京の日本庭園で有名なホテル「椿山荘」で行われた。中日の文化・観光など各界より約300名が開幕式とレセプションパーティーに出席した。
 程永華中国駐日大使、大使夫人で友好交流部参事官の汪婉氏、国土交通省観光庁の高科淳審議官、日本政府観光局(JNTO)の山崎道徳理事、外務省アジア大洋州局中国・モンゴル第一課の井川原賢地域調整官、日本旅行業協会、全国旅行業協会、文京区、箱根町など代表が出席した。
 
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程永華大使の挨拶

 
 程永華大使は挨拶の中で、「本中秋節祝賀イベントは2013年より始まったが、当時は中日関係が最も冷え込んでいた。中日両国の文化や観光各界の努力により、中秋イベントは今日まで続けることができた。文化と観光は中日関係の改善と両国の民間交流、相互理解の増進に向け大変重要な役割を発揮している。昨年は736万の中国人観光客が来日し、今年は800万人を超える見込みである。中日関係の改善に伴い、より多くの両国国民が行き来すると確信している。」と語った。
 
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中日の来賓が中秋の月餅の除幕を行う様子

 
 程永華大使、日本の来賓及び主催の中国文化センターの石永菁センター長、中国観光東京代表所所長の王偉代表、藤田観光株式会社の瀬川章社長がオープニングのテープカットと中秋節特製の大型月餅の除幕を行った。
 
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中秋の月餅と記念撮影

 
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椿山荘にて景徳鎮学院女子楽団の公演

 
 レセプションパーティーでは、文化センターの招聘により来日した景徳鎮学院大学生女子磁器楽団と日本の有名な若手女流書道家青柳美扇氏がそれぞれ中日の芸術を披露した。景徳鎮学院大学生女子磁器楽団は磁器で作られた打楽器、鼓、古筝、二胡、笛により「花好月円」、「桜」など中日の名曲を観衆に届け、青柳美扇氏は会場で書道パフォーマンスを行い、力強い筆遣いで「縁―日中交流」の文字を書き上げた。
 
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青柳美扇氏の書道パフォーマンス

 
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中国世界遺産写真展-京杭大運河

 
 観光の促進を目的として、中国世界遺産写真展-京杭大運河も開催された。
 
 9月26日午後、中国の建国を祝うと共に、中秋節と江西文化年に際して「景徳鎮高温顔色釉と青白磁展」の開幕公演が文化センターで行われ、林田英樹元文化庁長官、舘逸志元国土交通省政策統括官、輿水恵一元衆議院議員、浜田和幸元参議院議員、日本の著名な女優の中野良子氏、森ビル㈱の星屋秀幸特別顧問、日中友好協会の永田哲二常務理事、東京華僑総会の林斯福会長をはじめ、各界より約100名が開幕の磁器楽器公演に出席した。

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楽団と来賓の記念撮影

 
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文化センターでの公演

 
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磁器の打楽器を体験する中野良子氏

 
 景徳鎮学院大学生女子磁器楽団は見事な演奏を披露するだけでなく、各楽器を観衆に紹介すると共に、観衆に向け磁器楽器の演奏体験も行った。中野良子氏は興味深く楽器の演奏体験に参加し、「桜」などの楽曲を磁器の打楽器で演奏した。公演終了後も物足りない様子で、中野氏は更に磁器の打楽器の伴奏により、中国の名曲「海は故郷」を披露した。中野氏は、「私の故郷でも磁器生産を行っており、私も陶芸が好きなので、今日は自身の作品を持参し、景徳鎮磁器芸術の大家である鄧希平先生と王双彬先生と交流を行った。」と話した。
 
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鄧希平先生に自身の作品を見せる中野良子氏

 
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中野良子氏と楽団

 
 「磁器で作られた楽器を初めて見たが、音色はとても美しい。磁器の打楽器は青磁のお碗を並べて作られているが、磁器のお碗で奏でる楽曲は大変すばらしい。文化センターは毎年このように多くのイベントを行っているが、まだ私達が目にしたことのない芸術があるとは、中国は本当に広くて豊かである。」と参加者は口々に話していた。
 
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磁器楽器公演を鑑賞する観衆

 
 青花、玲瓏、粉彩、高温顔色釉は景徳鎮の四大名磁器であり、今年6月に文化センターで開催された青花、玲瓏、粉彩展に続き、本展では現在の景徳鎮における最高工芸レベルの高温顔色釉磁と青白磁を紹介。その釉色は色彩豊かで際立つ美しさから、「人造の宝石」と称されている。
 本展は10月5日まで開催される。


期日: 2018/09/25 〜 2018/10/05
時間: 10:30〜17:30
会場: 中国文化センター
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