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 11月10日、「扶桑縁·2025第五回日本華人美術作品展」が中国文化センターで開幕した。本展は日本華人美術家協会が主催し、旅日華人芸術家57名による水墨、彩墨、油画、岩彩、水彩など多様な作品が並んだ。幅広い年代の芸術家が参加したことで、伝統と現代的な探求が共存する多元的な展示空間となっている。

 開幕式には、中国文化センター主任の羅玉泉、日本華人美術家協会会長の王子江、協会前会長で顧問の卓民、日中協会理事長の瀬野清水、東京都日中友好協会前副会長の永田哲二、全日本華僑華人社団連合会副理事長の高原龍一、日中文化展覧会理事長の陳建中、全日本華人書法家協会会長の高小飛と副会長の馬景泉、東京国際呉昌碩芸術学院院長の呉超、丁鶴研究会会長の丁如霞、在日華人写真家交流協会会長の馮学敏、「中文導報」社長の楊文凱など、中日両国の文化・芸術関係者が多数出席した。羅玉泉、瀬野清水、高原龍一、陳建中、卓民、王子江が順に挨拶を行い、それぞれが展覧会の意義を語った。
 
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 開幕後、出展芸術家の徐家康、李勝民、鄒麗萍、楽融、鄭訓興が自作の創作理念や技法を紹介した。焦墨山水の層次表現、丙烯山水における新たな表現素材の試み、工筆花籃に見られる宋画技法、透明水彩による情緒描写など、内容は幅広く、多角的な創作姿勢が示された。続いて芸術家たちは会場で集団創作を行い、互いの感覚や表現を交換し合った。

 会期中には、王子江による「比較学の視点から見る中日水墨画表現の異同」、陳允陸による「牧渓の作品から見る中日美術の差異」、満柏による「清代の芸術交流」、柴広義による「中国皮影戯の造形と表現」という四つの講座も開催され、多くの芸術愛好者から好評を得た。

 今回の展覧会は、旅日華人芸術家の総合的な実力を立体的に示し、伝統と現代、東洋と西洋の表現が交差する場となっている。多様な作品と活動を通じて新たな芸術的可能性を広げると同時に、中日文化交流に新しい活力をもたらす催しとなった。
 
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期日: 2025/11/10 〜 2025/11/14
時間: 9:30~17:30
会場: 中国文化センター
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