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 2022年12月14日,江蘇省と日本友好姉妹都市 青少年絵画展『水韻江蘇-世界との対話』の開幕式が中国文化センターで開催された。

 開幕式には、呉昌碩西泠印社創始人の曾孫の呉超氏、中国文化センター羅玉泉センター長、丁鶴廬研究会会長の丁鶴霞氏、日本華人文聯主席/晋鴎芸術学院院長の晋鴎氏、日中友好協会務理事の永田哲二氏、在日華人摂影家交流協会会長の馮学敏氏、日中水墨芸術協会会長の王子江氏、日本国際経済文化促進協会会長の日野由美子氏、陝西省新聞書画家協会主席の陳五季氏、日本華文女作家協会名誉会長の華純氏、中文導報社副編輯長の張石氏、日中青少年文化芸術交流協会会長の高橋陽子氏、日中青少年文化芸術交流協会の潘桂芳氏、東京国際慈善協会会長の長野静子氏などの来賓をはじめ、約50名の参加者が出席した。

来賓によるテープカット

 

江蘇省人民政府外事弁公室 劉建東副主任による挨拶

 劉建東副主任は祝辞の中で本展は江蘇省の青少年の国際文化交流として2016年に開始し、今回で6年目になり、絵画を通して江蘇省と世界の300余りの友好都市を結んでいる。美しい故郷や緑のある未来に思いを巡らせる絵画制作から、世界中の子供たちの文化交流の為のプラットフォームになるよう本交流展を提供している。本展が、多元的な文化の交わりになる絶好の機会になると信じている。」と語った。

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江蘇省文化と旅游庁 李川副庁長による祝辞

 李川副庁長は「絵画は言葉や国を越えた形で自分の故郷を紹介したりできる。展示されている絵画を見ると、将来への希望や、すばらしい家庭、幸福な人生に対するそれぞれの理解が描かれている。作品を通して“水韻江蘇”の美しい風景や素晴らしい人文に触れてほしいと願っている。」と祝辞を述べた。
 
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永田哲二氏による挨拶

 「呉昌碩先生の門弟の一人が、100年前に関東大震災で被災した人々を元気づけるために、中国から梵鐘を寄付してくれた、という中国と日本の繋がりがある」と、両国が協力して困難を乗り越えることが大切であるエピソードを披露した。
 
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晋鴎氏による挨拶
 

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丁鶴霞氏による挨拶
 

 
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呉超氏による講座の様子

 中国清朝末期から近代にかけて活躍した画家・書家・篆刻家の呉昌碩の曾孫にあたる呉超氏による講演「海派興起と呉昌碩の書画芸術への貢献」が行われた。1930年代に上海で始まった“海派(ハイパイ)”と呼ばれる、伝統的な中国と西洋の文化の融合と対立により出現した海派文化の特徴について、代表的な作品を通して解説し、参加者が聞き入った。
 
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聴講の様子


期日: 2022/12/14 〜 2022/12/14
時間: 10:30〜17:30
会場: 中国文化センター
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