10月27日午後、「全日本華人印社篆刻展」が中国文化センターで開かれた。主催は全日本華人印社、共催・後援は日本篆刻家協会、産経国際書会、全日本華人華僑社団連合会、日本華人文聯など。篆刻芸術を通じて中日の民間文化交流を促進することを目的としている。

開幕式には多くの文化・芸術関係者が出席した。来賓には、中国文化センター長・羅玉泉、北城書道会会長・井垣清明、東京都日中友好協会前副会長・永田哲二、西泠印社理事・日本華人文聯主席・晋鷗、産経国際書会理事長・高橋照弘、全日本華人華僑社団連合会副会長・高原龍一、全華聯執行会長・林立、東洋大学文学部副教授・川内佑毅、墨趣会会長・沈強、全日本華人書法家協会主席・高小飛、副主席・郭同慶・呂軍・呉敏中・周六斤、篆刻家・丹羽弘一、全日本華人書法家協会副事務局長・高娃、日中協会顧問・朱金諾、上海呉昌碩芸術研究会名誉会員・日野由美子、日本華人女書法家協会会長・宣家慶、美術画廊副代表・劉元敬などが名を連ねた。

会場には印社会員による近年の篆刻作品が多数展示され、形式・構成ともに多彩で、在日華人芸術家の創作力を示している。あわせて、『分刻蘭亭序印譜』の出版記念式も行われた。この印譜は49名の会員が数年をかけて制作したもので、王羲之の名作『蘭亭序』を篆刻形式で再構成したもの。伝統と現代感覚を融合させた意欲作となっている。
全日本華人印社は2014年に創立され、現社長の晋鷗のもと、篆刻芸術の研究と普及に力を注いできた。晋鷗は挨拶で「今回の展覧会を通して、多くの日本の方々に篆刻の魅力と漢字文化の美しさを感じてもらいたい」と語った。

開幕式では、在日著名篆刻家の傅巍が「篆刻における章法と構成」と題する特別講座を行い、篆刻の発展過程や創作の原理を紹介し、章法の構成や美学的要点について解説した。講座には多くの芸術愛好者が集まり、会場は熱気に包まれた。

| 期日: | 2025/10/27 〜 2025/10/31 |
|---|---|
| 時間: | 9:30~17:30 |
| 会場: | 中国文化センター |
