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 8月7日午後、江西師範大学美術学院と埼玉大学教育学部、並びに中国文化センターの共同主催による「江西師範大学美術学院・埼玉大学教育学部 第一回芸術作品交流展」のセレモニーが、中国文化センターで開催された。
 
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出展作家及び来賓

 
 セレモニーに先立ち、江西師範大学美術学院の馬志明院長が芸術創作に関する講座を行い、その中で「油絵や水墨画などといった分類が曖昧になった現在、我々の根底に流れる東洋文化を押し出していくべきだ」と述べた。
 
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馬志明院長

 
 その後に行われたセレモニーには、中華人民共和国駐日本大使館文化部の石永菁参事官や、江西師範大学美術学院の馬志明院長、埼玉大学の薄井俊二教育学部長、寺町美術館の皆川滋館長、出展作家で在日美術協会の李玉興氏会長ほか、江西師範大学美術学院と埼玉大学教育学部の教授や学生などが参加し、40人ほどの規模となった。
 
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石永菁参事官

 
 石永菁参事官は挨拶の中で「中日政府は共同で青少年交流の促進を推し進めており、今回のような中日両国の大学による交流展はその趣旨に適うものである。中日のより多くの大学がこのような交流活動を支持し、青少年の交流が長く続いていくことを望む」と述べ、江西師範大学美術学院の馬志明院長は「今回の展覧をきっかけに、これからこういった学校間の交流を広げていきたい」と決意を表した。さらに埼玉大学の薄井俊二教育学部長は『枕草子』に江西省廬山の「高炉峰の雪」の話題が出てくること、そしてそれが白楽天の高炉峰を読んだ漢詩と共に日本の高校の教科書に載っていることを引き合いにし、江西省は日本人にとって非常に身近な場所であると述べた。
 
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薄井俊二教育学部長

 
 セレモニーの後には、同会場で懇親会も行われ、アーティストらはお互いの創作について話に花を咲かせていた。
 
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作品鑑賞

 
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展示の様子

 
 中日両大学の教授や学生のハイレベルな作品を所せましと展示した本展覧会は8月16日まで開催される。


期日: 2019/08/06 〜 2019/08/17
時間: 10:30~17:30
会場: 中国文化センター
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