中国古代瓦当拓本展

展示の様子

　
　約三千年前の中国の西周時代(前 1046-前 77年)早期、古人は重要な建築材料である「瓦」を発明した。「瓦当」は「瓦頭」とも言われ、元は建築の屋根に“椽頭(たる木)”を保護する目的として使用されていたが、時間の流れに文字·文学·美学·書道·彫刻・装璜・宗教・建築などの分野を包括した総合的な芸術ともなっている。2025年2月10日、中国文化センター、連枝書道會、扶風閣から共催し、中華人民共和国駐日本国大使館文化部、毎日新聞社、毎日書道会が後援を提供する「中国古代瓦当拓本展」は盛大に開幕した。当展では、精戰国瓦当拓本 80 点、秦·漢瓦当拓本 160 点が展示され、古代瓦当実物も20点展示されていた。
　

开幕合影

　
　同日は展覧会の開幕式も行われた。開幕式では、中国文化センター長羅玉泉氏、連枝書道會代表望月大耿氏、扶風閣代表馬燕平氏、公益财団法人独立書人団理事長山中翠谷氏、一般財団法人每日書道会專務理事徳增信哉氏の五名様は主催側と来賓の代表として展覧会の開幕に祝いの言葉を送った。碑帖の専門家・書道家・彫刻家・漢学学者など、たくさんの文化業界の来賓も参加していた。その後、馬燕平氏は展品について来客に瓦当の歴史、発展、芸術性などの方面から詳細な解説も行った。今回の展覧会は「中国古代瓦当拓本展日本巡回展」の出発点ともなり、中国古代文化の特別な面を展示する。
　

馬燕平氏による作品解説

展示の様子