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 5 月 19 日、全日本山西経済文化交流協会、陝西省新聞書画家協会、東京中国文化センターの共催による「魅力の三秦 陝耀東京」陝西フェスティバルが東京中国文化センターで開幕した。書画作品や陝西特産品などのインタラクティブなイベントを通じて、陝西省の文化観光資源を紹介し、日中友好交流を促進することを目的とした。日中両国の各界代表、在日華僑団体、企業関係者ら約 100 人が開幕式に参加した。
 

現場の様子

 
 開幕式では、多彩な文化パフォーマンスが続出した。陝西省の芸術家たちによる書道の実演、優雅な二胡演奏、剛柔並せた太極功夫扇などの非物質文化遺産のデモンストレーションを通じて、来場者は陝西文化の魅力を没頭で感じ取ることができた。同時に、地元企業が陝西の特産品であるお茶、冷製麺、そば麺などの特色ある食品を展示し、西鳳酒、肉まん、優質な漢方薬材などを詳細に紹介し、来賓に陝西文化に触れる機会を提供した。海南航空の代表者も現場で、東京・札幌と西安を結ぶ航路と具体的なフライト情報を紹介し、両地間の交流にさらなる便益をもたらすことをアピールした。
 

素敵な瞬間

 

陝西省の物産

 
 中国文化センターの羅玉泉センター長は、「今回のイベントは、中国駐日大使館が毎年代々木公園で開催する中国フェスティバルをモデルに企画したものだ」と述べ、今後もより多くの類似の文化イベントを展開し、日本の国民が中国各省の特色ある文化をより深く理解できるようにする考えを明らかにした。日中協会の瀬野清水理事長は「陝西文化の奥深さに感銘を受け、日本人が中国を知る新たなきっかけとなった」と高く評価した。日本陝西連誼会の孫前進氏は「現地社会に根ざした民間団体として、今後も陝西省と日本の文化・観光・技術・貿易などの分野での交流協力を推進していく」と述べた。出席者は次々に、今回のイベントが日中の文化・経済交流を深化させ、相互理解を促進する重要なきっかけとなると語った。
 

挨拶の様子 羅玉泉センター長、瀬野清水理事長、浜田和幸氏、孫前進会長

 
 5 月 20 日には、陝西フェスティバルの系列イベントが続く。午前中に「和光墨韻」国際書画交流展が開幕し、二つの高水準なフォーラムが行われた。「于右任と呉昌碩 ― 草聖と巨匠の東京百年対話」をテーマにしたフォーラムでは、呉昌碩四世孫の呉超氏、西泠印社理事の晋鷗氏、陝西省新聞書画家協会会長の陳五季氏、書画家の張隴得氏らが集まり、百年前の日中芸術交流の貴重な瞬間を振り返った。「書法・書道」同源をテーマにした第二のフォーラムでは、全日本華人書道家協会副主席の馬景泉氏、日本華人文聯主席の晋鷗氏、陝西省書画家の安宏傑氏、張西前氏、李景海氏らが筆法・構造・精神追求などの観点から、書道と日本の書道の文化的共通点について深く議論し、思想の火花を散らした。
 

フォーラム

 
 同日午後に行われた表彰と贈呈式でイベントのハイライトを迎えた。日本の前首相・鳩山由紀夫氏が臨席し、挨拶を行った。書画家代表の陳五季氏から書画作品を贈られた鳩山氏に対し、長年の日中友好交流推進への感謝の意が表された。その後、鳩山氏自ら出品作家に栄誉証書を授与し、この意義深い文化交流イベントに輝かしい一筆を添えた。
 

現場の様子

 

現場の様子


期日: 2025/05/19 〜 2025/05/23
時間: 10:30~17:30(5/23 ~13:00)
会場: 中国文化センター
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