日本語 中国語

 2024年12月18日午後、中国文化センター、日本甲骨文書道研究会の共同主催による「第五回東京国際甲骨文芸術祭」が開幕した。すでに中国文化センターの恒例イベントとなった中国甲骨文書法芸術の展覧会が2024年の最後を飾り、同時に2024年を通して展開されてきた「陝西文化年」の締めくくりとして「陝西文化年閉幕記念公演」も催されることで、非常に華々しい一日となった。さらに本年は湖南省・長沙市甲骨文学会の訪日団も出席し、久々に中日甲骨文愛好家の直接交流が実現した。

 

img_9398 img_9405 img_9408 img_9409記念公演の様子

 

 まず、「陝西文化年閉幕記念公演」が行われた。本公演では中国文化センターと陝西省演芸集団の主催の下、陝西省歌舞劇院のアーティストたちにより演奏と演舞が披露された。演目9曲の1時間ほどの公演ではあったが、「香山射鼓」「霓裳羽衣舞」「玉関引」など、いずれも陝西情緒あふれる楽曲の色とりどりの魅力に観衆は引き込まれた。

 

5mテープカット

  

4m湖南省・長沙市甲骨文学会の訪日団

  

 陝西情緒の熱気冷めやらぬ雰囲気の下、「第五回東京国際甲骨文芸術祭」の開幕式が行われた。式には、中国駐日本大使館文化部二等書記官の王薇女史、輿水恵一衆議院議員、日中友好協会会長の宇都宮徳一郎氏、国際政治経済学者の浜田和幸氏、日中協会事務局長の後藤正博氏、日本文化振興会副総裁の林竹盛子女史、新宿区日中友好協会理事長の高橋秀華女史、歐陽可亮令嬢の歐陽效平女史、独立書人団理事審査員の宮崎哲夫氏、日本書技研究所所長の中本白洲氏、北京外国語大学東京事務所理事の鈴木輝康氏、湖南省甲骨文学会創会会長の謝兆崗氏、湖南省甲骨文学会会長の曹徳利女史、長沙市甲骨文学会会長の羅揚嬌女史および湖南省訪日代表団20名、日中文化芸術交流協会理事の川船和久氏、書道芸術社社長の細野誠氏、全日本陝西経済文化交流協会の孫前進会長、郭沫若文化研究会の郭京会会長、日中精武会の常松勝会長、日中文化制作センターの工藤圀房代表、著名画家の王子江氏など、中日の文化界、芸術界を中心に90名ほどが出席し盛大な会となった。

  
1m来賓のごあいさつ
上段左:輿水恵一 衆議院議員 上段右:宇都宮徳一郎 日中友好協会会長
下段下:後藤正博 日中協会事務局長 下段右:浜田和幸 元外務政務官

 

 また、本展の開幕式に際し、羅玉泉センター長により「2025東京国際合文造字コンクール」の開催が発表された。本コンクールは甲骨文書道亀鑑塾との協力の下「漢字を組み合せて「現代」を表現する新しい漢字を創ろう‼」というテーマに、漢字文化の伝統を受け継ぎ、多様さを増してきている世の中を表現しようというもので、これにより漢字文化の普及発展の促進だけでなく、国際交流の深化、伝統文化の革新向上を図る。詳細は特設ページをご覧いただきたい。

  

2m合文新漢字コンクールを発表する羅玉泉センター長

 

3m張大順 日本甲骨文書道研究会会長

 

 開会式のあとには、毎年恒例の30m長巻揮毫が行われた。皆思い思いの文字を揮毫し、新年への願いをつづった。

 

6m揮毫の様子

 

0m30m長巻揮毫


期日: 2024/12/18 〜 2024/12/25
時間: 10:30~17:30
会場: 中国文化センター
ページトップへ