日本語 中国語

 西冷印社と中国文化センターの共同主催と国家芸術基金の資金援助による「西冷印社海外篆刻書法巡回展」の第一弾の日本展は「李剛田篆刻書法展」、「西冷印社社員篆刻書法展」と「西冷印社社長篆刻書法展」等三つの展覧会により構成されている。
 2016年5月10日午前、「李剛田篆刻書法展」、「西冷印社社員篆刻書法展」は日中友好会館美術館と大ホールで盛大に開幕し、浜田和幸衆議院議員、日中友好会館の武田勝年理事長、日中友好協会の永田哲二常務理事、荒井光風日展理事、日本篆刻家協会の山下方亭顧問、井谷五雲理事長、全日本篆刻家協会の河野隆会長、中簡堂理事長等来賓が開幕式に出席し、共同主催者と共にテープカットを行った。西冷印社の訪日代表団員と約100名の篆刻書道芸術家及び書道愛好家も開幕式に出席した。
 
%e7%bd%91%ef%bc%89%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%b9%a6%e6%b3%95%e5%ae%b6%e6%96%b0%e4%ba%95%e5%85%89%e9%a3%8e%e6%8c%a5%e6%af%ab

書道家・新井光風氏の揮毫の様子

 
 中国文化センターの趙平副センター長、西冷印社の李剛田副社長がそれぞれ主催を代表して挨拶と感謝の意を述べた。中日来賓も続いて挨拶を行い、国内外でその名をはせ、特に日本篆刻界で名声の高い西冷印社は100年にわたり中国の優れた篆刻芸術の伝承と拡大に尽力しており、本展が中日篆刻書法界の更なる交流と協力に新たな活力を注ぐことになるよう確信していると来賓たちは西冷印社を高く評価した。
 
 開幕式終了後、中日に来賓は揮毫交流を行い、芸術家たちによる現場での即興創作は観衆の喝采を浴び、その後中日双方が記念として作品を交換した。
 
 午後、中日来賓は再び中国文化センターに集まり、「西冷印社社長篆刻書法展」の開幕式に山本一太参議院議員及び日本の各書道、篆刻組織の責任者等が出席した。中国文化センターの石永菁センター長は主催を代表した挨拶の中で、「文化部国家芸術基金は2013年に成立し、これは中国芸術団体及び芸術家が海外で交流を行うための資金を提供するもので、中国文化センターも駐在国で中外芸術家へ交流のプラットフォームを提供しており、中外交流がより大きく発展するものと確信している。」と述べた。
 
%e7%bd%91%ef%bc%89%e8%a5%bf%e5%86%b7%e5%8d%b0%e7%a4%be%e6%97%a5%e6%9c%ac%e5%90%8d%e8%aa%89%e7%a4%be%e5%91%98%e8%87%b4%e8%be%9e

スピーチする西冷印社の日本名誉社員

 
 訪日文化交流の一つのプロジェクトで同時に三つの展覧会を開催することは大変珍しく、中には中国篆刻界をリードする李剛田先生の傑作や、西冷印社の社長や副社長たちの最新作、また西冷印社の一部社員による各種作品もあり、多くの西冷印社の名誉理事や名誉社員(日本)の作品も含まれている。作品の形式や風格は様々で、テーマも豊富で、百年の老舗-西冷印社の総合的な実力と強い生命力が十分に表れている。その中で、李剛田氏の作品展は初の海外個展となり、また西冷印社社長展も初の海外合同展覧会となり、大変貴重で意義のあるものである。
 

%e7%bd%91%ef%bc%89%e8%a7%82%e4%bc%97%e5%9c%a8%e8%a7%82%e6%91%a9%e5%b1%95%e8%a7%88

作品を鑑賞する観客

 
 本展は5月13日まで開催される。


期日: 2016/05/09 〜 2016/05/13
時間:
会場: 中国文化センター
ページトップへ