2025年1月20日、「梅兰芳誕生130周年 李文培・梅強 戯曲人物書画展」が盛大に開幕しました。
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本展覧会では、京劇舞台美術デザインの先駆者であり、国家一級舞台美術家、水墨戯曲人物画家の李文培と、書道家で梅兰芳の外孫である梅強の70点以上の書画作品が展示されました。作品は書道と中国伝統の水墨京劇人物画を融合させ、詩や京劇の歌詞を通じて書法で表現し、活き活きとした京劇人物が紙の上に再現されています。この展示は中国の伝統芸術を海外で紹介し、京劇文化を広める重要な役割を果たしました。
開幕式には、多くの中日文化関係者が集まり、熱気と共に華やかな雰囲気が漂いました。水墨戯曲人物画家の李文培、書道家で梅兰芳の外孫である梅強、梅兰芳の直孫である梅衛東、中国文化センター長羅玉泉、日中友好協会会長宇都宮徳一郎 、日中友好会館中国側理事長黄星原、早稲田大学京劇研究者平林宣和 、日中協会理事長瀬野清水、東京都日中友好協会副会長永田哲二、日本文化振興会常務副会長鬼塚修二 、日本梅兰芳研究創始者吉田登志子、在日華僑華人連合総会副会長銭江麗子、全日本華人文連会長晋鴎、上海8号橋投資グループ会長鮑炳新などが出席しました。
式典の冒頭、出席者は梅兰芳の芸術的な功績とその記念の意義、京劇芸術の伝承と中日文化交流の重要性について語りました。これらの挨拶は感動的で、展覧会に深い文化的な意味を与えるものでした。
中国文化センター長羅玉泉は、梅兰芳が芸術的および中日文化交流において果たした大きな貢献を振り返り、この展覧会が京劇の魅力を広め、京劇文化がさらに多くの人々に愛されることを願っていると述べました。また、李文培が日本で中国伝統京劇芸術を見事に伝え、日本の観客にその美を紹介したことが、京劇を存続させ、異国の地で新たな命を吹き込んだと強調しました。今回の展覧会は、李文培と梅強の協力による成果であり、芸術の伝承であり、中日文化交流の架け橋となるものだと語りました。
中国文化センター長羅玉泉の挨拶
梅強は、梅兰芳と日本との深い関係について触れ、梅兰芳が日本文化に与えた貢献と交流を紹介しました。1924年に梅兰芳が東京帝国劇場の修復費用を寄付し、開館式に出席したエピソードを話し、これが日中文化の相互理解と発展を促進したことを強調しました。また、梅兰芳はこの訪問を通じて日本の芸術家たちと親交を結び、日本の文化代表団の一員として中国政府を代表し、日中友好と文化交流を進めました。梅強は自身が幼少期から書道を学んできたことを回顧し、外祖父の梅兰芳との思い出を語りながら、梅派芸術を継承する責任感と使命感を表明しました。
梅強の挨拶
李文培は、130年という長い歴史は一瞬のようであり、梅兰芳の芸術的成就とその深遠な影響は永遠に心に残ると述べました。李文培は梅兰芳記念館の設立時に関わった経験を振り返り、また、タナ老先生の故居に保存されている貴重な資料が自分に強い印象を与え、それが京劇人物画の創作に大きな影響を与えたと話しました。
李文培の挨拶
さらに、開幕式では梅派の名作劇目の一部が演じられました。俳優たちは精緻な衣装を身にまとい、展示されている戯曲人物画とともに、視覚と聴覚の両方で観客に贅沢な体験を提供しました。会場では、各々の作品と歌唱が中日文化の共融の物語を語り、観客に深い感動を与えました。
期日: | 2025/01/20 〜 2025/01/24 |
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時間: | 10:30~17:30(1/24 ~13:00) |
会場: | 中国文化センター |