「天涯共此時：満月の中秋・金木犀と美酒 2025年中秋節交流会 in 東京中国文化センター」が開催

　2025年10月6日、中国の伝統的な祝日である中秋節の佳節を迎え、「天涯共此時：満月の中秋・金木犀と美酒2025年中秋節交流会 in 東京中国文化センター」が東京中国文化センターにて盛大に開催されました。中国・日本両国からの来賓、在日華人華僑、および各界の友人約200名が一堂に会し、温かく賑やかな雰囲気の中で秋夜を共にし、佳節を祝いました。

　本イベントは東京中国文化センターの主催により実施され、優れた中華伝統文化の伝承と発信を目的とするとともに、中日両国民の文化交流と相互理解の深化を図るものです。在日華人団体や日本の文化関係者らが招かれ、会場に華を添えました。

　冒頭、東京中国文化センターの羅玉泉主任が挨拶を行いました。羅主任は述べました：「中秋節は、団欒と郷愁を象徴する節日であり、また中華文化の重要な象徴でもあります。本日の聯歓会は、文化を継承する機会であると同時に、心と心をつなぐ交流の場でもあります。こうして中日両国の友人がここに集い、共に月を眺め、友情を語り合えることを大変嬉しく思います。ご来場の皆様、そして準備・出演にご尽力いただいたすべての方々に、心から感謝申し上げます。月を媒介に理解を深め、友情を育み、共により良い未来を築いてまいりましょう。」
　

東京中国文化センターの羅玉泉センター長からの挨拶

　
聯歓会では、計13演目のプログラムが次々と披露されました。
・王子江氏、陰玉慧氏による散文朗読『北平の秋』
・梁思萌氏のピアノ演奏『童年の回憶』『天空の城』
・池英筹風雅古埙合奏団による『故郷月』『滄海一声笑』
・龍公益団体・劉勇チームによるAED応急救護パフォーマンス
・金子英隆氏の三味線演奏『常磐津 老松』
・武楽群氏の二胡演奏『月夜』
・潘桂芳氏、高橋陽子氏の詩朗読『水調歌頭·明月幾時有』
・呉敏氏の京劇演唱『霸王別姫・看大王』
・程波氏、王瑩氏の歌曲『望星空』『十五的月亮』
・王瑩氏の歌曲『望明月』
・陳雯児氏の二胡演奏『彩雲追月』『賽馬』
・西脇如華詩氏の詩朗読『春江花月夜』
・邹麗萍氏、八木穣氏による剪紙・書画表演『千里共婵娟』

会場は拍手と歓声に包まれ、終始和やかで熱気あふれる雰囲気でした。
　
　

　
　
　さらに、中国酒や月餅の試食体験コーナーが設けられ、多くの日本の友人が参加しました。参加者からは「忘れられない文化と美食の体験だった」「中華文化の魅力を身近に感じた」という声が多く聞かれました。
　

　
　

　
　

　
　

　
　本中秋節聯歓会は、単なる文化の宴ではなく、中日友好交流の架け橋としての役割を果たしました。満月のもと、人々は「人月同時団らん」を祈り、中日友好が明るく、長久に続くことを願いました。