8月12日午前、大連市書法家協会が主催、大連市大雲書庫美術館が共催する「大連の癒しの力--大連市書法家作品東京展」が盛大に開幕した。本展覧会は「治癒力」をテーマに、中国書法家協会副主席である王丹氏が展覧会のタイトルを揮毫、大連市書法家協会の主席団、理事団、そして特別招待された書法家による楷書・行書・草書・隷書など多彩で優れた書作品57点を展示している。
開幕式には中華人民共和国駐日本国大使館 二等書記官の王 宏昆氏、同大使館職員の牛妮氏、東京都豊島区日本中国友好協会 会長の尾崎 隆信氏、東京華僑総会 事務局長の王 暁氏、東京学芸大学 教授の加藤 泰弘氏、同大学教授の草津 祐介氏、中国大連から来日した大連市中日韓交流協会 副会長 盛 開氏、同協会 監事長 秦 昱昌氏、大連市書法家協会 副主席 李 書強氏、同協会 監事長 許 崇君氏、同協会 学術委員会 副主任 張 洪銘氏、同協会副秘書長・大雲書庫美術館 館長 楊 嘉林氏らをはじめとする約30名が参加した。
テープカット
大連市中日韓交流協会 副会長の盛開氏は祝辞の中で「本展は、伝統文化を発信するだけでなく、新時代における大連のロマンチックでスタイリッシュな雰囲気、開放的で革新的な人文精神をも表現している。今回は「ヒーリングパワー(治癒力)」をテーマに掲げ、大連の書道家たちの芸術的素養と精神風貌を全面的に紹介し、温かさ・寛容さ・革新性・前向きな都市気質を発信している。この“癒し”の力こそが、現代の高速かつ忙しい生活リズムの中で、人々が広く求め、憧れている心の慰めであり、精神的成長の糧だと感じている」と述べた。
大連市中日韓交流協会 副会長の盛開氏
大連市書法家協会 監事長の許崇君氏は祝辞で「書法は中国の優れた伝統文化の重要な構成要素として、「静をもって動を制し、簡をもって繁を御す」という精神的核心を有しており、この内面的な「治癒力」は、現代のスピード感ある情報化社会において、より一層貴重なものだ。作品に近づき、墨の香りの中に大連の文化的魅力と心の癒しを感じ取ってもらいたい。」と述べた。
大連市書法家協会 監事長の許崇君氏
豊島区日中友好協会 会長の尾崎隆信氏は「豊島区日中友好協会は豊島区書道協会と共に数年間に亘って、大連市中日韓交流協会・大連市書法家協会の皆さんと書道交流を行ってきた。書を鑑賞する人々は作品に感動を覚え、作者に尊敬の念を抱き、その思いが国境を越えた相互理解に繋がった。世界の人々は平和を希求している。互いに理解し、尊重し、讃えあうことを必要としていて芸術の分野を通じて平和と友好の核心となって発展することを心より願っている。」と述べた。
豊島区日中友好協会 会長の尾崎隆信氏
作品解説を受ける中華人民共和国駐日本国大使館 二等書記官の王 宏昆氏(中央)