「『湖州で美しい中国を見る』都市ブランドPR及び湖州印象–写真展」が開幕

　2023年6月27日，中日平和友好条約締結45周年を記念し、「『湖州で美しい中国を見る』都市ブランドPR及び湖州印象写真展」の開幕式が中国文化センターで開催された。
　本展開幕に合わせ浙江省湖州市から主催者の湖州市人民政府の陳浩書記長ら来日団をはじめ、中国駐日本大使館の呉江浩大使、元日本内閣総理大臣の福田康夫氏、中国駐日本大使館文化部の陳諍公使参事官、外務省アジア大洋州局・中国モンゴル第一課斎藤憲二地域調整官、全日本華僑華人社団連合会の何徳倫会長 、日中友好会館の小川正史理事長、日本中国文化交流協会の中野暁専務理事 、日中友好協会の永田哲二常務理事、堀内カラー前会長の堀内陽二氏、（株）永田企画の永田雅士会長 、写真家の齋藤康一氏、日中文化制作センターの工藤圀房代表、中国留日同学会の劉恩玺会長、在日浙江省総商会の林立会長、在日浙江省華僑団体連合会婦人会の董暁豔会長、在日湖州同郷会の方璐会長、在日湖州経済文化促進会の唐麗会長、丹波貿易（株）の丹波健代表取締役、世界華人撮影協会副会長で本展の撮影を行った著名写真家の馮学敏氏、中国文化センターの羅玉泉センター長などが出席した。
　　

来賓による記念撮影
　

中華人民共和国駐日本国大使館の呉江浩大使による祝辞

　　
　呉江浩大使は「湖州市は長い歴史があり、唐・宋の時代以来、湖州生糸、徳清の磁器、お茶文化、書画などが次々と日本に伝わっており、陸羽、趙孟頫、呉昌碩などの名前はいまなお日本人よって語られ、湖州と日本の交流の証言者となっている。今年は「中日平和友好条約」締結45周年に当たり、両国関係には課題もあるが、交流を広げる新たなチャンスも迎えている。中日双方が条約の精神を振り返り、両国首脳の重要な合意を基に、45周年記念イベントを積極的に企画し、人的往来と実務協力を強化して、相互理解と友好の気持ちを深め、共通利益と共存共栄のしっかりした橋を架け、新しい時代にふさわしい中日関係の構築をするよう希望している。湖州市と日本の交流がますます発展することを期待し、もっと多くの日本の皆さんが青い山、澄んだ水と深い文化を持つ江南の古都、特に新しい時代に生まれた、その活力を身をもって体験することを歓迎している。」と祝辞を述べた。
　　

元日本内閣総理大臣の福田康夫氏による祝辞

　福田氏は「これまで何度も中国を訪れたことがあるが、そのほとんどが北京上海での仕事だったが、湖州市に一度訪れた事があり、美し場所であることはよく承知している。今年３月に３年ぶりに訪中し、３年前より更に発展し美しくなっていると感じた。中国からの訪日旅行客は多いが、日本人が中国へ旅行に行くのは多くない。多くの日本人が知っているのは昔の中国であるが、実は現在の日本と中国の差はほとんどなく、昔とは比較にならない程変化、発展していることを知っている日本人は少ないと感じている。多くの日本人が中国を訪れ、自分の目で進歩した中国を見れば誤解を減らすことができると思う。往来を重ねることで両国が相互理解を深め友好関係を深められることを願っている。」と述べた。
　　

湖州市委員会の陳浩書記長による湖州市プロモーション

　「湖州市は都市部と郊外部の発展のバランスが中国で最もとれている地域の一つで、2022年には『中国で最も幸福感のある都市』に選出された。湖州の未来は、“緑の山河の景観、人文精神の継承、素晴らしいものに出会う縁、成長価値の共生、イノベーションや創業の沃土、産業変革の道の上、「近き者を悦び、遠き者来る」その足音、奮闘を尊ぶ追求”のこれらの中に息づいている。そして「美しい中国」が凝縮した場所として、美しい展望を示している。皆さまが湖州を訪れ、自分の目と足で湖州の美しさを発見し、体験し、そして創造されることを願っている。」と述べた。
　　

本展の撮影を行った著名写真家の馮学敏氏による謝辞

　馮学敏氏は謝辞の中で「私はコロナ前後3回ほど湖州を訪れ、2300年の歴史を持つ有名な文化都市湖州を「茶の故郷」「絹の故郷」「湖筆の故郷」の視点から湖州の写真を撮影し更に、新しい表現形式として、50点を湖州絹の掛軸に印刷した。また、100点を選定し、写真集『湖州印象』を出版した。今回の湖州市の㏚活動にご協力の機会ができて大変光栄に思う。
　今回湖州市シティプロモーションと「湖州印象」写真展で、多くの方々に湖州をもっと知ってもらい、より身近に感じ、中日民間文化交流を促進できれば嬉しい。」と述べた。
　

元時代の書道家である趙孟頫による作品「鵲華秋色図」の絹本巻物の記念品贈呈式
　

湖州市と中国留日同学会による協力協定締結式

来賓に湖州のお茶をふるまう

本写真展の写真家の馮学敏氏による写真講座