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 1月11日から18日、中国文化センターと中国文化芸術センターが共同で第一回「雅静筆墨書画真情」が中国文化センターにて開催された。期間中の16日午後、同センターにおいて“唐詩の詩吟、古琴の独奏、茶道の公演会”が執り行われ、鑑賞者一同の好評を博した。
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唐詩を朗詠

 
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古琴の独奏

 
 このたびの書画展には、中国天津市の著名画家である王建涛氏の絵画30点近くが展示された。王建涛氏は中国の著名画家であり、天津美術家協会会員、中国対聯書画院副院長、天津政協の友書画院副院長も兼任されている。彼はとりわけ花鳥風月を描くことに長けており、その絵画の境地は優美そのものである。花鳥山水の濃淡の表現はしっくりとしていて、またさっぱりとした気品に溢れ、かつ変化に富んだそのとらえがたい魅力は、観るものを心ゆくまで芸術の素晴らしさに陶酔させてくれる。書画展では、中国書法家協会会員、天津市書法家協会会員、河北省書法家会員の著名な書道家である徐立東氏の書法作品も展示された。日本画家の高橋天山氏、吉田洋紀氏、栄隈真鳳氏、そして日本在住の中国人書道家高小飛氏の作品は、その質の高さから鑑賞者の絶賛を受けた。
 
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茶道の実演

 
 16日に行われた“唐詩の詩吟、古琴の独奏、茶道の公演会”において、日本在住中国人芸術家である程波氏(程波氏はかつて2015年日本の高校教科書“国語総合”の副教材である唐詩の朗誦と詩吟を担当した人物である)は、幽雅な古琴の伴奏の下、≪早発白帝城≫や≪黄鶴楼≫など六首の唐詩を朗誦し、そしてまた中国語と日本語を用いた吟唱を披露した。古琴の演奏者は、著名な日本在住中国人古琴演奏家である高欲生女史。高欲生女史はまた、≪陽関三畳≫や≪漁樵問答≫など優美な古琴の曲目をその場で演奏した。演奏終了後、高女史は日本茶道の実演をもして見せたのである。
 
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揮毫の様子

 
 “唐詩の詩吟、古琴の独奏、茶道の公演会”これら全行程の実演に、参加者たちは視覚的にも、聴覚的にも盛大な宴会で丁重なもてなしを受け、さらにその後の新年会では、味覚においてもこの上ない宴に心ゆくまで満喫したのであった。
(記者:陽光導報 李春雁)


期日: 2017/01/16 〜 2017/01/16
時間: 14:00~16:00
会場: 中国文化センター
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