中国文化センターと東京藝術大学、上海大学美術学院の共同主催による「芸縁―2016日中現代芸術家作品展」が8月1日、センターで開幕した。本展は東京藝術大学と中国の各芸術大学の教授の作品を展示し、また文化庁長官で元東京藝術大学の学長である宮田亮平氏、中央美術学院の範迪安院長、中国美術学院の許江院長、清華大学美術学院の魯暁波院長、広州美術学院の黎明院長らに向け特別に出展の招待を行った。中日美術大学教授の作品約60点を展示し、現代書画作品だけでなく、彫刻、インスタレーション、映像芸術等多種にわたる形式の作品を展示している。
宫田亮平長官の作品
東京藝術大学の保科豊巳副学長、中国美術学院中国書画芸術学院の尉暁榕院長、上海大学美術学院の潘力院長代理、埼玉大学研究生院の高須賀昌志教授、埼玉大学の小澤基弘教授、女子美術大学の平戸貢児教授等中日美術大学の教師数十名が開幕式に出席した。
保科豊巳副学長が挨拶
保科豊巳副学長は挨拶のなかで、「本展は中国と日本の美術大学が互いに交流し、互いに刺激しあう舞台であり、両国の美術教育機関の創作、教学、職員等の分野における交流を更に強化し、アジア芸術の新たな可能性を互いに模索していきたい。」と語った。
中国文化センターの石永菁センター長は挨拶のなかで、「校内での創作は一貫して思想が活発で、生気と活力に満ち溢れており、絶え間ないイノベーションと超越性は中日芸術大学に共通する特徴であり、中日芸術大学間の交流と合作の強化は中日教育分野と文化交流において重要な一環である。本展は2015年に開催した中日大学教師作品展に続き二回目の開催となり、ハイレベルで大変重要な芸術交流イベントであり、本展から継続して、毎年夏休みに一回開催する一つのブランドとなるよう願っている。このため中国の各芸術大学学長、東京藝術大学学長の多大なる支持をもらえるよう希望する。また同時に日本の各美術大学にも積極的に参加してもらい、中国芸術学校との芸術、学術交流を展開していってほしい。中国文化センターはこのような芸術交流イベントに場所、プラットフォーム及び協力を提供する意向である。」と述べた。
坂口寛敏教授が実演
開幕式前には中日芸術家が会場で作品を描き、来場した水墨画学習者や観衆に中日水墨画創作と創作テクニックを学ぶ機会を提供した。
主催者と来賓
会期中、東京藝術大学の教師と中国芸術大学の教師がセンターで「中国水墨画基礎練習」教室を開講し、3日間の講義を行った。
水墨画講座の様子
水墨画教室の様子
期日: | 2016/08/01 〜 2016/08/05 |
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会場: | 中国文化センター |