5月25日午後、2021年福建省文化年 福建省観光推奨ルートプロモーション展の開幕セレモニーを開催した。福建省は山と海が風景に溶け合い、美しい自然環境の中で醸成された文化がこの地域に根付いていて「山と海の画廊、人間の福地」と称されている。今回は観光文化にフォーカスをあて、福建の魅力を写真とPR動画で紹介する展覧会となっている。
開幕セレモニーには主催者の福建省文化と旅游庁の林守欽副庁長が動画参加し、会場には中華人民共和国駐東京観光代表処の王偉首席代表、協力者の中国文化センターの羅玉泉センター長、創世紀株式会社(福建省観光海外推進センター) 福田悠月氏、株式会社ビッグアップルコーポレーションの元村豊代表取締役社長、アモイ航空の蔡棋翔営業部長をはじめとした旅行業関係会社約30社から約40名が出席した。
ソーシャルディスタンスを保ちながらの開幕式
今回は福建省文化と旅游庁の林氏は動画で祝辞を寄せ、「福建と日本の歴史文化の繋がりは非常に深く、その起源は黄檗文化(江戸時代初期、隠元禅師はじめとした僧侶や文化人らによってもたらされた、当時最新の中国の文化)に遡り、日本文化に強い影響をもたらした。こうして隠元渡来以降は文化交流が盛んになった歴史がある」と述べた。また、中国のコロナ感染がコントロールされ落ち着いた状況になっていることにも触れ、多くの世界文化、自然遺産を有する福建省にコロナ終束後に日本の皆様が訪れてくれることを期待していると述べた。
福建省文化と旅游庁の林守欽副庁長の挨拶
中華人民共和国駐東京観光代表処の王氏は「悠久の歴史の中で形成された福建人の独特の生活様式や前向きな人柄が世界中の人々を魅了してきた。コロナ後には多彩な福建の魅力を現地で体験してほしい」と述べた。
中華人民共和国駐東京観光代表処の王偉首席代表の挨拶
来賓のビッグアップルコーポレーション株式会社の元村氏は「この一年は世界中の旅行業がかつてない苦境に立たされている。一日も早くコロナが終束し、中日両国で開催されるオリンピックが成功することを願っている」と祝辞を述べた。また、アモイ航空の蔡氏からは、現在の中国国内のビザ申請や、フライト状況の説明が行われた。
挨拶終了後には福建にゆかりのある出席者がビン南語で”愛拼才会赢”という有名な曲を歌い和やかなムードで閉幕した。
約30分の福建観光PR動画は6月4日まで中国文化センターの大型ディスプレイで4K上映されている他、YouTubeから視聴も可能 https://youtu.be/YZUhlTC8C08
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泉州蔡氏古民居群落
無形文化遺産として登録されている福建のあやつり人形
期日: | 2021/05/25 〜 2021/06/04 |
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時間: | 10:30〜17:30(土日休館、最終日は13:30まで) |
会場: | 中国文化センター |