20日午後、「明清時代皇室の寶物-北京法海寺壁画恭摹珍本と書道珍品展」が中国文化センターで開幕した。輿水恵一衆議院、中国駐日大使館の王軍参事官、日中協会の白西紳一郎理事長、東京華僑総会の林斯福会長、日中友好協会の永田哲二常務理事、高島屋の秋山弘昭代表取締役専務、毎日新聞社の清宮克良執行役員兼国際事業室長、株式会社TAKASAKIの高崎明男社長、音楽プロデューサーで田中角栄氏の子である田中京氏等約80名とメディア記者が開幕式に出席した。
中日来賓の記念撮影
法海寺壁画の復元画家である盛華永氏、深圳市滙博文化資産運営管理有限公司の韓志軍会長一行が開幕式出席のため来日した。
画家の盛華永氏
法海寺壁画の復元模写は盛華永氏が20年にわたり最新の「還元臨模」手法を採用し、実物や写真に対する大量に研究を重ねた基礎上で仏教芸術、美術と最新技術を融合させ、かつての法海寺の姿を再現させている。
輿水恵一議員に作品を紹介する盛華永氏
26日午前、日中環境協会会長で元文部大臣の島村宜伸氏、国立博物館の銭谷真美館長、松本伸之副館長が、正午には海江田万里元民主党党首が見学に訪れた。
島村会長、銭谷館長ら見学に訪れた来賓
2016年7月15日から11月15日にかけて、中国文化センター、長崎孔子廟、深圳市滙博文化資産運営管理有限公司の主催により、本展は先立って長崎孔子廟で展示された。これは日本初となる法海寺壁画恭摹珍本の展覧会で、29,720名の来場者を記録した。孔子廟展に続き、中国文化センターでの開催となった。
展覧作品
法海寺は北京石景山区に位置する漢仏教寺院で、中国全国重点文物保護単位に指定されている。法海寺は雄大な建築物を有するだけでなく、大殿内には多くの明代壁画の貴重で珍しい作品が描かれている。壁画は正統8年(1443年)に完成し、宮廷画家の宛福清、王恕と民間画家の張平、王義、顧行等15人により描かれたもので、大雄宝殿の東西と北側の壁と仏壇後方の屏風等計9面の作品があり、明代壁画における最高の模範と称され、芸術的価値は極めて高く、法海寺もこれにより有名になった。2008年7月30日、法海寺は新たに外部に開放され、正殿壁画保護のため、別途入場券を購入し、懐中電灯を持って封鎖された殿内に入り見学するようになっている。
本展はハイテクを駆使した復元絵画作品と書道模写作品30点を展示している。
期日: | 2016/12/20 〜 2016/12/26 |
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会場: | 中国文化センター |