中国文化部の主催、中外文化交流中心と中国文化センターの共同開催による「時空を超えた対話-没後400年記念~湯顕祖とシェイクスピア」展が9月21日午後、中国文化センターで盛大に開幕した。
国土交通省の舘逸志政策統括官、輿水恵一衆議院議員を代表して藤村達彦氏、日中友好会館の武田勝年顧問、荒井克之理事長、日中友好協会の永田哲二常務理事、JUNKO KOSHINO(株)の鈴木泓之社長、東洋書道芸術学会の松本烏城会長等、日本各界やメディアが開幕式に出席した。
開幕式では、来賓の熱意溢れる挨拶が終わると、旅日昆劇俳優で元上海昆劇団で立ち回りの男役を演じた陸海栄氏が昆劇の発展と偉大な劇作家である湯顕祖氏及びその著作を紹介し、特に昆劇の音楽、節回し、服装と役者の関係、身振り手振り、昆劇と京劇の違い等知識について重点的に紹介するとともに、日本の伝統芸能「能」や「歌舞伎」と対比するなどして、観衆に分かりやすく解説した。また会場で立ち回りの男役の衣装の着方を実演し、昆劇「三岔口」の一節を演じた。来賓や観衆に衣装や型を体験してもらうなど開幕式のムードを盛り上げ、来場者は賑やかな雰囲気のなか、昆劇の魅力を体験していた。
崑劇体験
「時空を超えた対話-没後400年記念~湯顕祖とシェイクスピア」展は湯顕祖とシェイクスピアの対話を切り口とし、「時代と伝奇」、「夢と真」、「我@湯顕祖」の3つの部分を通して湯顕祖氏とその経典作品を紹介し、昆劇という中国最古の劇の魅力を十分に伝えている。
観衆は完璧な展示と正確な内容、そしてバーチャルリアリティ技術が融合した目玉、バーチャルリアリティーで表現する中国文人の書斎や住居環境等の場景は臨場感にあふれ、湯顕祖氏の時代と文人の生活を感じ、全方向から東洋の歴史や文化の美しさと東洋と西洋の時空を超えた文化の衝突と融合を体験することができたと語っていた。
陸海栄氏が衣装の説明をする様子
会場の様子
本展は9月30日まで開催。
期日: | 2016/09/21 〜 2016/09/30 |
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会場: | 中国文化センター |