2016年8月8日午後、中国文化センターと世界手漉き紙文化振興会の共同主催による「手漉き紙写真展・授賞式」がセンターで開催され、日本及び中国各地の写真愛好家が開幕式と授賞式に出席した。
世界手漉き紙文化振興会 笠井伸二氏
中国文化センターの石永菁センター長が受賞者に賞状と賞品の授与を行った。
受賞者へ記念品贈呈
「手漉き紙」とは手で漉いた和紙のことで、和紙は中国四大発明の一つの「紙」として高麗を経て日本に伝わった後、日本独特の原材料と制作方法により作られた日本文化の特色ある紙であり、1200年の歴史を有している。和紙は現在生活や冠婚葬祭等多くの領域で広く使用されており、2014年には世界無形文化遺産として登録された。
観覧の様子
富士山周辺の地域は日本の「和紙の故郷」と呼ばれ、本展では当地域が提供した和紙と中日写真愛好家が撮影した中日の風景を和紙に印刷した作品を展示している。和紙写真作品は約80点を展示しており、日本伝統の製紙と写真芸術が融合し一体となった展覧会となっている。
出展作品は中日両国の写真愛好家から広く募集を行い、中日両国の景勝地や風土人情をテーマとしている。和紙特融の模様や質感は、本来の平面写真作品に立体感を与え、素晴らしい景色に古風さと重厚さを加えている。本展は12日まで開催される。
期日: | 2016/08/08 〜 2016/08/12 |
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会場: | 中国文化センター |