文化と芸術の使者（三）

　9月26日、寧夏省呉忠市の回族芸術団が日本にやってきて、イベントを行う最後の舞台は、国慶節祝賀会においてであった。今年は、中華人民共和国成立64周年にあたり、駐日中国大使館は東京で盛大な国慶節祝賀会を行い、建国64周年を祝った。日本の元首相福田康夫氏、鳩山由紀夫氏、法務相谷垣禎一氏、防衛省小野寺五典氏、公明党代表山口那津男氏、日本経団連会長米倉弘昌氏等、日本政界と経済界を代表する人々をはじめとして、日本に駐在している各国の大使館や中国資本の企業、華僑や留学生の代表など1400人余りの人々が国慶節歓迎会に出席した。“駐日中国大使館国慶節祝賀会”の舞台の上で、政治家・官僚・日中友好の人士たちを前に、団員たちは全力で演技し、観衆たちは素晴らしい上演に感動した。駐日中国大使程永華氏は舞台が終了後、舞台の上で団員たちと一緒に記念撮影を行った。
　

ステージの様子

　寧夏省呉忠市回族芸術団の日本訪問は、日本の人々に回族の芸術のほんの一部を紹介しただけにすぎないが、文化と芸術の使者として、中国の回族文化の芸術のきらめきを日本の地の上に輝かせ、日本の人々に回族の文化の特徴を理解させるよい機会を作り、“中国文化の実力”を見せた。
　
　今回の寧夏省呉忠市の回族芸術団の訪日活動は、直接舞台を見た観衆だけでなく、インターネットやテレビなど多くのメディアを通して中国に関心のある日本人たちがその舞台を見ることができた。日本のメディア以外にも、新華社・人民日報・中国中央電視台など中国国内のメディアも芸術団の活躍の様子を積極的に伝えた。