2014年9月10日午後、中国文化センターと海南省文化広電出版体育庁が共同で主催した“融古爍今——海南黄花梨文化芸術展開幕式”を中国文化センターで開催した。展覧会では、海南の黄花梨工芸品を53点を、28のパネルを使いながら展示した。今回の展覧会の主旨は有名な海南の黄花梨文化を宣伝し、広めることにあった。
海南省文化広電出版体育庁副庁長の楊浩強氏、参議院議員の浜田和幸氏、社団法人日中協会理事長の白西紳一郎氏など40名余りの人々が開幕式に出席した。
テープカット式典
開幕式終了後、このための来日していた海南華人国際文化投資集団有限会社理事長の王志偉氏が海南の黄花梨文化を紹介した。黄花梨は家具をつくる材木として明代に使用され始め、明代中後期に最盛期を迎え、とりわけ当時の士大夫階級の人々が愛用するものとなった。2005年から、海南の黄花梨は基本的に跡を絶った。現在、市場に出回っている海南の黄花梨家具は、主に昔の家具などを再利用して作られており、漢方薬の業者から高値で買い入れたものまである。海南省は黄花梨産業を復興するために、現在すでに2万株以上の黄花梨を植えた。しかし、新しく植えた黄花梨が家具を作れるように成長するまでに200年以上がかかるため、黄花梨の不足する状況は200年以上続くとも考えられる。海南黄花梨工芸品は価格が高価なだけでなく、重要な中国文化遺産でもあり、中華民族の優れたセンスを表している。
期日: | 2014/09/10 〜 2014/09/12 |
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時間: | |
会場: | 中国文化中心 |