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 中国文化センターと日本華楽団の共同主催による「第一回華楽国際演奏公演会及びコンクール」が7月23日から24日にかけて、神戸国際会議場の音楽ホールにて盛大に行われた。中国大陸と台湾、香港地域の小中学校、高等教育機関の16の民族音楽楽団の教師と生徒による奏者約300名、日本人中国楽器奏者及び在日華人芸術家約120名が本コンクールと公演会に参加した。中国駐日大使館、神戸市政府が後援となり、鳩山由紀夫元首相、程永華中国駐日大使、輿水恵一国会議員、久元喜造神戸市長が本イベントに対して心のこもった祝辞を寄せた。
 
 中国民族音楽は大陸では民楽、香港では中楽、台湾では国楽、日本では華楽と呼ばれ、呼び名は異なるものの、使用する楽器、演奏する曲目は同じであり、参加者たちは互いに交流し、和やかなムードに包まれた。23から24日の日中、各国各地の奏者は民族音楽演奏公演とコンクールに参加し、中国文化センターのセンター長が受賞した奏者や楽団に賞状を授与した。
 
 日本で中国民族楽器、特に二胡を学ぶ日本人が多く、その数は約10万人、その一部分の人は舞台で演奏する程の腕前であり、「華楽」音楽会が定期的に開催されている。日本華楽団は関西で活躍する楽団で、成立して20年あまり、これまで多くの日本人の華楽愛好者と演奏者を集めてきた。
 

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ステージの様子

 
 24日夜、「長城頌-中国民族音楽会」が開幕し、楽隊は華楽団をメインに、演奏のリード役は大陸音楽家及び旅日華人芸術家が担当し、指揮には台湾国楽団の翟春泉音楽総監督、台湾九歌民族管弦楽団の孟美英芸術総監督、香港青少年中楽団の呉朝勝芸術総監督及び日本華楽団の龔林芸術総監督を特別に招待し、弦楽器による協奏曲「京風」、「日本の四季」、「シルクロードの主題歌」、「賽馬」、「タンゴリブレ」等作品を演奏し、後半の二胡による協奏曲「長城随想」で音楽会はクライマックスへと向かっていった。中央音楽院の教授で世界的に有名な二胡奏者の姜建華氏の美しい独奏とリード役により、中国大陸と台湾、香港地域及び日本華楽団約100名の奏者が心を一つにした合奏は来場者全員の心を魅了し、中国民楽の美しく抑揚ある旋律に驚嘆した。公演終了後は来場者全員が立ち上がり拍手喝采となった。
 

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観客席の様子

 
 今回の華楽国際交流演奏公演会及びコンクールは中国大陸から中央音楽院、天津音楽学院及び北京航空航天大学の学生民楽団、中央音楽院「茉莉花」揚琴重奏団、台湾からは桃園青少年国楽団、台中琵琶楽団、九歌民族管弦楽団、香港からは学校合同の青少年楽団、琵琶グループ、日本からはシルクロード楽団、蓮昇二胡楽団及び韶琴楽団等が招聘を受け参加した。


期日: 2016/07/23 〜 2016/07/24
時間:
会場: 兵庫県 神戸国際会議場
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