中国文化センターと長野県志賀高原リゾート開発株式会社の共同主催による「歓楽春節」イベントが奥志賀高原ホテルと志賀パレスホテルで行われた。2月初め、センターは提灯、爆竹、中国結び等の装飾品を送り、年末からホテルは提灯を吊るすなど飾りつけを行い装いも一新、中国の正月の雰囲気で各地から来る客を迎えた。
長野県はスキーと温泉のリゾート地で、1998年冬季オリンピックが行われた地である。春節の前後はまさにスキーシーズンで、温泉旅館は全て満室状態となった。日本各地と世界各国のスキー客だけでなく、中国や香港、マカオ、台湾からの旅行客も宿泊している。各国、各地の旅行客の要求を考慮し、今回の「歓楽春節」公演は中日芸術家約20名が共に舞台で上演を行った。
奥志賀高原ホテルにて 大黒舞
窓の外には雪景色が広がっているが、部屋の中は春の雰囲気が色濃く、日本の三弦、太鼓、民間舞踊と中国の二胡、変面、皿回し、柔術、中国の獅子舞が代わる代わる上演し、山場が次々と起こった。世界各国から来たスキーヤーはホテルの暖炉を囲んで座り、中日民俗芸術を鑑賞し、春節の暖かさを感じていた。
「獅子が邪気をたべる」新年のお祝い 志賀パレスホテル
志賀パレスホテルにて『春意濃濃』
二日間の公演で中日の出演者もお互い親しくなり、第二公演では日本の出演者が中国の出演者の為に太鼓で伴奏をし、また中国の獅子舞上演者が日本の獅子舞の習慣にならって客席を練り歩き、客に頭を獅子舞の口の中に入れさせるなどして新年を祝福した。会場の雰囲気は和やかで、中日両国の文化の奥深さ、人と人との絆、そして海を隔てた隣国から来た友人との心温まる友情を感じさせてくれた。
期日: | 2016/02/12 〜 2016/02/13 |
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会場: | 長野県 奥志賀高原ホテル・志賀パレスホテル |