2月6日、中国文化センター「歓楽春節」イベントのメイン公演、また江西文化年のオープニングイベントとして、「江西南豊儺面儺舞展」のオープニング公演が文化センターで開催された。
2月6日午前、程永華中国駐日大使が多忙の中、開幕式の前にセンターを訪れ展覧会を鑑賞した。南豊儺舞隊が大使に向け傩舞の上演を行い、「魁星」、「儺公儺婆」、「観音座蓮」等の演目を披露した。程大使は「今日初めて儺舞を見たが、深い文化の蓄積を感じ、また日本伝統文化と相通じるものがあると感じた。江西儺舞隊の来日公演を歓迎するとともに、本公演が日本の人々に歓迎されると信じている。」と嬉しそうに話した。
程永華大使が上演者を激励する様子
午後、外務大臣政務官で衆議院議員の岡本三成氏、元外務大臣政務官、前参議院議員の浜田和幸氏、外務省アジア大洋州局中国モンゴル第一課の岩本桂市課長、森ビル株式会社の星屋秀幸特別顧問、日中友好協会の八木章理事、東京華僑総会の陳隆進副会長、江西省同郷会の熊峰会長ら日本の各団体、各界人士約100名がオープニング公演に出席した。
岡本三成氏の挨拶
岡本三成外務大臣政務官は中国語で新年の挨拶をすると、「本年は日中平和友好条約締結40周年であり、両国はシリーズ記念イベントを開催する予定であるが、これを機に両国関係が絶え間なく改善および発展することを願っている。中国文化センターが毎年豊富で多彩な文化イベントを開催していることは知っていたが、その知名度はますます高くなっており、文化交流を通じて日中友好と相互理解を促進させることを心より願っている。」と話した。
儺舞公演
儺舞は旧正月の元旦から16日間行われる厄払いと福を呼ぶ、祭祀の役割を持つ民間の踊りで、南豊儺舞は悠久な歴史を有することでその名を知られている。中華民族の伝統的な祝日-戌年の春節に際し、文化センターと江西省文化庁は共同で「江西南豊儺面儺舞展」を開催、江西省南豊県市山鎮竹源村流坊儺舞隊の来日を招聘し、昔より変わらぬ原始の南豊儺舞を上演し、日本の観衆に新春の祝福を贈った。春節期間に日本で儺文化を紹介することは初めてのことで、各界からの注目を集めている。
儺舞「儺公儺婆」
儺舞「観音座蓮」
思わずスマートフォンを手に取り写真を撮る来賓
儺面の制作を鑑賞する様子
7日午後、展覧会に合わせ、センターは日本の著名な漢学家で早稲田大学の教授でもある稲畑耕一郎氏が「儺舞・儺戯の源流について」をテーマにした講演会を行い、講演会前には儺舞隊による儺舞が上演された。前衆議院議員、元総務大臣政務官の輿水恵一氏、元日本駐重慶総領事の瀬野清水氏、日中友好会館の武田勝年顧問、荒井克之理事長や東京大学、早稲田大学、明治大学等大学の教授、各界から約80名が出席した。
講演会
本展は儺面約60点を展示している。日本の観衆に儺文化の奥深さをより一層理解してもらうため、文化センターの職員は美しい宣伝品をデザインするだけでなく、展覧会に合わせ、日本の専門家に春節と儺の紹介の執筆と一万字を超える説明文の翻訳をお願いし、大量の写真や図、文字によるキャプションと中国伝統舞台の変遷と発展を紹介する資料を作成し、中国戯劇の祖-儺舞の悠久な歴史と神秘的な魅力を全面的に紹介している。
来賓と儺舞隊との記念撮影
オープニング公演と講演会は日本の観衆の熱烈な歓迎を受け、センターのホームページには申し込みが殺到し、満員となった後も多くの人たちから電話やメール等で問い合わせを受けている。
テレビを通じて新年の挨拶をする岡本政務官
人民日報、CCTV大富、中国僑網、新華社江西支社、中新網、捜狐網(SOHU.com)、中文導報、地球の歩き方等中国や日本のメディアが会場を訪れインタビューや報道を行った。
期日: | 2018/02/06 〜 2018/03/02 |
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時間: | |
会場: | 中国文化センター |