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 2016年3月16日午後、「甲骨文から見る中国文化-中国漢字文化シリーズ講演会」が中国文化センターで開講し、旅日甲骨文及び甲骨文書道研究学者で日本甲骨文書道研究会の張大順会長が講師を務め、日本社会各界から甲骨文愛好家約80名が参加した。
 
 本シリーズ講座のスタートとして張大順先生は黄河文明の世界四大文明における地位、文明と文化の定義、甲骨文の黄河文明における独特の地位及び作用から始まり、まず最初に甲骨文の起源と最も密接な「甲骨文と人体の関係」について説明した。
 
 日本と中国は同様に漢字を使用しており、日本の来場者は漢字の起源と歴史に対して興味を示すと共に敬意を表した。張大順先生は大型スクリーンとホワイトボードを使って分かり易く説明し、来場者を神秘的な甲骨文の世界に誘い、来場者は3500年前の古人の知恵と創造に対して理解をした。
 

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熱心に講演を聞く聴講者

 
 聴衆は講座に聞き入り、多くの人はメモを取ったり写真を撮ったりしていた。講座終了前、聴衆は次々に挙手して質問し、甲骨文の研究状況を理解すると共に、中国の甲骨文の聖地殷墟へ行く機会や日本の甲骨文を展示する博物館で甲骨文の実物を見る機会があればと願っていた。
 

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講演会の会場の様子

 
 1時間半の講座が終了すると、聴衆は名残惜しそうに講師を取り囲み質問をしたりサインを求めたり、また記念撮影を行っていた。多くの聴衆は講師が編集した甲骨文の書籍の購入を希望していた。今回の講座は得るものが多く、これまでの甲骨文の神秘性が明らかになり、次回の講座でも引き続き甲骨文の魅力を探っていくことを期待していた。


期日: 2016/03/16 〜 2016/03/16
時間: 14:00~15:30
会場: 中国文化センター
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