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 本展は、東京中国文化センター主催、中華人民共和国駐日本国大使館文化部、外務省、中国書法家協会、全日本書道連盟、一般財団法人日本アジア共同体文化協力機構、日本中国文化交流協会、上海中国書法院の後援により、2025年4月9日に東京中国文化センターで開幕した「中日書法名家招待展」であります。

 開幕式には、中華人民共和国駐日本国大使館公使趙寶鋼氏、中華人民共和国駐日本国大使館文化部公使参事官陳諍氏、外務省地域調整官吉田智久美氏、中国文化センター長羅玉泉氏、日本書道文化研究家西嶋慎一氏、東京華僑総会会長銭江麗子氏、東京都日中友好協会副会長永田哲二氏、読売新聞編集委員菅原教夫氏、丁鶴廬研究会会長丁如霞氏などのゲストが出席し、開幕式でテープカットを行いました。

 また、中国書法家協会名誉会長張海氏、名誉会長蘇士澍氏、副会長王丹氏、副会長潘善助氏、理事張建才氏、張海書法発展基金会理事長張国梁氏、上海書法院執行院長張燿偉氏など、20名以上の書法家が日本を訪れ、開幕式に出席しました。
 

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ご来賓の方々が展覧会の開幕式でテープカットを行いました。

 
 
 まず、主催者代表として中国文化センター所羅玉泉氏が挨拶の中で「今年は中日韓文化交流年であり、桜が満開のこの季節に、中日両国の著名な書法家たちが集まる書道の祭典を迎えることができました。中国文化センターは中日文化交流のプラットフォームとして、交流の重要性を十分に発揮しています。」と述べました。

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中国文化センター長羅玉泉の挨拶

 
 
 次に中華人民共和国駐日本国大使館公使赵趙寶鋼氏は、「文化交流は二国間関係の重要な部分です。中国と日本は深い文化的ルーツと長い書道交流の歴史を持つ近い隣国です。 書道交流は長い歴史を持っています。今回の展覧会では、中日両国の書道分野のエリートが最新の力作48点を展示し、中日書法交流史において重要な一筆を刻むことでしょう。今回の展覧会を契機に、両国の書道界がさらに多くの高水準な展覧会や学術的な討論、芸術創作活動を企画・開催し、千年以上続いてきた東アジアの優れた伝統文化が引き継がれ、発展していくことを心より願っています。」と述べました。

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中華人民共和国駐日本国大使館公使赵趙寶鋼の挨拶

 
 
 外務省地域調整官吉田智久美氏は、「中日両国は共に漢字を使用する国であり、多くの国民が書道文化を支持し学んでいます。未来にはますます多くの人工知能が生活に入ってくるでしょうが、書道は文化芸術の重要なメディアとして、私は依然として人々の交流の重要な柱であり続けると信じています。」と挨拶しました。

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外務省地域調整官吉田智久美の挨拶

 
 
 日本芸術院会員星弘道氏は、「この春、再び張海と蘇士澍会長にお会いできて大変嬉しく思います。中国の書法は日本書法の源点であり、このような書道交流を通じて、書道文化芸術をどのように広め、伝えていくべきかをより明確に理解できました。」と述べました。

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日本芸術院会員星弘道の挨拶

 
 
 中国書法家協会名誉会長張海氏は、「書法芸術は東方文明の宝であり、一衣帯水の両国の間で育まれたものです。今回の展覧会は、中日両国の代表的な48人の書法家の精華を集め、多様なスタイルの美を展示し、『各自の美を追求し、かつ美が共存する』という理想を体現しています。」と述べました。

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中国書法家協会名誉会長張海の挨拶

 
 
 日本書道文化研究者西嶋慎一氏は、「私は中国書法が現在どのように発展しているのか非常に興味を持っており、この展覧会を通じて、今日の中国書法の発展方向を見て取ることができました。同時に、今後の中日書法文化の発展の方向性と可能性も見えてきました。」と述べました。

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日本書道文化研究者西嶋慎一の挨拶

 
 
 
 中日両国の書法家たちの交流を促進するため、開幕式では、日中双方による非常に意義深い墨宝や記念品の交換が行われました。開幕後には、張海氏、蘇士澍氏、星弘道氏、新井光風氏の四名の書家による書の実演も披露されました。今回の展覧会は、両国の書道芸術の深い背景を示すだけでなく、中日文化交流の長い歴史と友好の絆も反映しています。雄渾で力強い行書、温潤で典雅な楷書、自由で流れるような草書、どの作品も創作者が書道芸術に対する深い理解と独特の感情を込めて伝えています。

 この交流を通じて、両国のアーティストや観客はお互いの文化の精髄を深く理解し、書道芸術が国境を越えて魅力を発揮する様子を感じることができました。文化のさらなる交流と融合が進むにつれ、書道芸術は今後も両国間で鮮やかな光彩を放ち続けることでしょう。

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日中双方の代表的な芸術家たちが互いに記念品を贈り合いました。

 
 
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期日: 2025/04/07 〜 2025/04/11
時間: 10:30~17:30(4/11 ~13:00)
会場: 中国文化センター
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