2025年2月17日「蘇工造物・塵盡光生――中日民間工芸交流展」のオープニングセレモニーが開催された。
本展に出品している若手アーティスト13人が来日し、日本側の出品者と伝統文化工芸品交流を行った。
中国の江南地方は古くから繁栄し、特に蘇州はその中心地として歴代の文人や雅士が集う文化の都であり、「呉門画派」は蘇州の民間工芸に深い影響を与え、その技と美は今もなお受け継がれ、若い職人たちが次世代の担い手として成長している。
本展では、その若手芸術家たちによる新作及び日本の伝統工芸の職人たちと技を交え、伝統文化の美しさを伝えると同時に、伝統の継承と発展の道を共に探る展覧となった。
来日したの若手伝統工芸師らとの記念写真
蘇州市公共文化中心文化館管理部副部長の懐念氏
懐念氏は挨拶の中で「中日両国は古代唐時代から交流が絶えることなく継続していて、本日も深い民間交流の機会になったと感じている。蘇州の中でも呉中の地域は民間工芸品のレベルが高く、特色も強く、さらに若手アーティスも多く受け継がれて、博物館だけでなく今でも民間の生活の中に生きているのも特徴だ。」と述べた。
中国文化センター 羅玉泉センター長
羅センター長は挨拶の中で「蘇州の江南地域の歴史と文化の特色ある展覧は少なく、蘇州の若手アーティストの優秀な工芸品に驚いている。蘇州は中国の歴史と日本の歴史の両方が保存されているので、蘇州は好きな場所のひとつであり、このように往来が復活していることを歓迎している。」と述べた。
東京手描友禅の工程などを説明する 東京友禅代表の町田久美子氏
田中善茂氏作品 和紙銀泊パネル「百鶴祈福」
許静健氏作品 オリーブ種の彫刻作品「三国演義」
町田久美子氏の東京友禅着物
期日: | 2025/02/17 〜 2025/02/21 |
---|---|
時間: | 10:30~17:30 |
会場: | 中国文化センター |