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 2025年2月5日午後、日本消防会館のニッショーホールにて「中国文化センター民間文化団体・個人表彰大会」および「歓慶蛇年新春 晋韻華章 山西文化年開幕公演」が盛大に行われた。

 

e21bc6018227927161b8911c3cefb20表彰大会記念撮影

 

 「表彰大会」では、「文化友好団体賞」「文化伝播支持賞」「文化伝播貢献賞」「優秀教師賞」「名誉講座賞」「熱心賞」の項目に分け、長年センターの活動に賛同し、中国優秀文化の普及や中日友好文化交流に尽力した人々をそれぞれ表彰したほか、書法教室、武術教室の学生らが歌や演武の出し物を披露した。

 

dsc_8840開幕公演記念撮影

 

 「山西文化年開幕公演」は、2025年を通して展開される山西文化年の幕開けと世界無形文化遺産に登録された「中国春節」を祝うべく、中国文化センターならびに山西省文化と旅游庁の共同主催によるものだ。当日は中華人民共和国駐日本国大使館の陳諍公使参事官や、スペイン文化センターのハビエル・フェルナンデス公使参事官なども来場して1000席が満員になるほどの賑わいを見せ、ロビーには開演待ちや抽選を楽しむ客で常に黒山の人だかりができていた。

 今回の公演は、春節の祝賀と山西省の豊かな文化遺産を現代の観客に伝えることを目的として山西省からも山西省歌舞劇院、山西芸術職業学院、北斗韻民族室内楽団など一流のアーティストたちが来日した。山西省歌舞劇院は、中国山西省を代表する芸術団体の一つであり、伝統的な中国音楽と現代的な要素を融合させた独自のスタイルで知られており、在日華人芸術団体らと共に行ったプログラムには、古典音楽、民族舞踊、民謡、マジック、京劇、歌舞伎、現代アレンジの楽曲などが含まれ、多様な芸術表現が披露された。

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 開幕に山西省歌舞劇院の「紅紅火火過大年」と太陽芸術団の獅子龍舞で会場はすっかり春節の雰囲気となり、続いて「拝大年」「会哥哥」など、伝統的な旋律を現代的なリズムやハーモニーで再構築した楽曲は、新旧の融合が高く評価された。また、「紅灯籠」「洞房」など山西省の少数民族の文化を反映した舞踊では、色彩豊かな衣装と優雅な動きが会場を魅了し、観客たちはその卓越した表現に目を見張り、折々に「好!」の歓声を投げかけていた。そして、フィナーレ「人説山西好風光」では山西省の全出演者による大規模な合唱とダンスが行われ、会場全体が一体となる感動的なクライマックスを迎えた。
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 公演は満席で、観客からは大きな拍手と歓声が送られた。特に、伝統と現代の融合をテーマにした楽曲や舞踊は、若年層から年配の方まで幅広い層に支持された。今回の公演は山西省の文化を国内外に発信する重要な機会となり、伝統的な芸術を現代的な手法で表現することで、新たな魅力を引き出すことに成功しており、今後の活動にも大きな期待が寄せられる。2025年、中国文化センターでは、山西省の文化の魅力の数々を展開し、中日友好文化交流に尽力してゆく。

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