これは世界最多の人口を擁する世界最大の発展途上国である中国が、貧困解決に対する数十年にわたる弛まぬ取り組みによって収めた目を見張る成果です。習近平国家主席も以前より中国全人民の貧困脱却を指して彼が「最も案じ、最も精力を傾けている問題だ」と発言しており、「国民一人残らず」ややゆとりのある生活ができる社会(小康社会)の全面的な構築を追い求めてきました。
貧困解決という奇跡はどのように起こったのでしょうか。
8年前に「精準扶貧(細やかで的確な貧困対策)」理念の実践を開始、5年前に「脱貧攻堅」の戦いを始めたことで、中国の貧困削減の速度は絶えず加速し続けてきました。そして「易地搬遷(生活条件のよい地への移転)」や「産業扶貧(地域主力産業の育成)」、「電商扶貧(電子商取引による貧困者支援)」、「消費扶貧(消費による貧困者支援)」など、国家の政策と国民の知恵を一つにして取り組んできたからこその成果だといえます。これら中国式貧困削減政策は2017年に北京で開かれた「貧困削減と発展ハイレベルフォーラム」の中で「精準扶貧方策は『持続可能な開発のための2030アジェンダ』を実現するための唯一の方法である」とグレーテス国連事務総長の称賛を得ました。
現在、地球上では8億を超える人々がいまだ貧困にあえぎ、支援を求めています。我が国の貧困扶助政策の軌跡は世界の貧困対策活動に示唆を与えることができることでしょう。貧困削減対策の経験を共有し、各国の人々とともに人類運命共同体の構築に努め、よりすばらしい世界の訪れることを心より願っています。
習近平国家主席は河北省阜平県駱駝湾村の人々を訪ねました
広西チワン族自治区融水ミャオ族自治県香粉郷中坪村毛坪屯にて、坡会(ミャオ族伝統の祭)で民族衣装を身にまとい踊るミャオ族の女性
雲南省勐臘(もうろう)県川辺村に滞在視察するASEANの各国代表
主催:
中華人民共和国駐日本国大使館
中華人民共和国 国務院新聞弁公室
中華人民共和国 国務院貧困扶助開発指導グループ弁公室
協力:
中国文化センター