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イベント案内

イベント: 熱烈歓迎o(^▽^)o

2023安徽省文化年シリーズ:オンライン展覧会「安徽省の新年 — 冬の日はぜひ安徽の温泉へ」

【イベント 展覧会】

期日: 2023/01/18(水) 〜 2023/02/28(火)
時間:
会場:
募集人数:
参加費: 無料
申込期間:
内容:

 「天池の鳥も羨まぬ、温泉の人となるがよほど良し」と徐霞客が詩歌で詠ったように、温泉は至福のひと時をもたらしてくれます。安徽省は源泉に恵まれ、黄山温泉、巢湖の半湯温泉、廬江湯池をはじめ、安徽省各地で温泉が湧き出ています。そのため、寒い冬場に安徽省を訪れると温泉の湯気に包まれた安徽情緒を味わえます。

 

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黄山温泉の雪景色

 

 黄山の四季はあたかも絵画のように見るものを楽しませてくれます。冬には温泉が旅の疲れを癒してくれます。黄山温泉は「黄山雪見温泉」とも呼ばれ、古くから中国全土に名を馳せ、唐詩にもよく詠われています。李白、徐霞客などの過去の著名人もこの紫雲峰から湧き出た温泉につかり、賛美する詩を残しました。

 

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黄山温泉で沐浴する様子

 

 高山地帯にあるこの温泉は一年中42℃を保ち、重炭酸を主成分するお湯は無色無臭で、極めて透き通っているのが特徴です。冬場に黄山温泉に浸かれば、あたかもお湯を注がれた茶葉のように全身が解放されるような感覚を味わうことができます。そして、微かに目を開くと湯気に煙られた銀杏の金色と透き通る青空……。なんと美しき冬の景色でしょうか。

 

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巣湖半湯温泉庭院

 

 巣湖は北緯31°の温泉帯上にある詩的で芳しい香りを湛えた町です。巣湖半湯、廬江湯池へ赴けば、それぞれ異なる情緒の温泉を楽しむことができます。

 巣湖半湯温泉は隋書·地理志』にも「襄安県に半陽山有り、山には湯地有り。湧水量が大きいものは二つ、一つは冷泉、一つは熱泉。両泉の合流地にて冷熱各半するなり」と記されており、古くから「温泉療養・観光リゾート」の名勝地として有名です。現在数多くの温泉旅館が立ち並んでいますが、昔はその多くが士官や豪商の邸宅内に療養用の奥院として建てられていました。しかし、深業御泉庄の進出により、一般人でも楽しめるようになりました。

 

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湯池鎮俯瞰図、ドーム付の建物が国軒温泉宮

 

 巣湖から一時間程度にある湯池温泉は、豊かな自然環境を満喫できる景勝地でもあります。連綿と続く馬果山に囲まれた金湯湖がきらりと波打ち、山外には平畴河渠と、起伏して重なり合う丘陵の間を茶山が延々と連なる絶景を見ることができます。

 もちろん、湯池温泉もまた古来からの名湯で、宋代には王安石が舒州通判として任命された際に湯池温泉を使い、「他の泉のほとんどは冷たい水だが、湯池温泉の湯だけは沸き立つようだ」という意味の詩句を残しています。この詩句からも湯池温泉の水温が他と比べ相当高いということがうかがえます。

 二姑峰の金湯閣に登ると湯池温泉の全景を望むことができます。一号泉、国軒温泉宮、金孔雀温泉をあえて麓に点在させている様子は非常に趣があります。

 

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金孔雀温泉観光リゾート区 

 

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一号泉で沐浴の様子

 

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国軒温泉宮天体大浴場

 

 水着に着替えて辺りをぐるりと見渡すと、水面にもうもうと熱い湯気を立ち込めた浴場が目の前に広がります。夢幻のようなその光景はまるで仙境に立ち入ったかのようです。ゆっくりとお湯に浸かると、徐々に熱めのお湯がじわりと全身を包み込み、だんだん心にまで染み込みます。「温泉の熱が香りとなり、芙蓉出水の赤みを生ずる」という詩の意味を、温泉の快適さと共にたちまち理解することができるでしょう。

 冬の日の温泉は身に心に、安らぎと健康をもたらしてくれます。

(原文:加塩不愛吃鹹、葛燕琴)

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