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イベント: 熱烈歓迎o(^▽^)o

2023安徽省文化年シリーズ:オンライン展覧会「安徽省の新年 — 年越しに漂う美味しさ」

【イベント 展覧会】

期日: 2023/01/18(水) 〜 2023/02/28(火)
時間:
会場:
募集人数:
参加費: 無料
申込期間:
内容:

 幼い頃は、新年の到来を心から待ち望んだものです。なぜなら新年になると新しい服を着て様々なおいしい料理を楽しめるからです。もちろん、大人になった今でも年越しへの期待感は変わりません。心に染みわたる愛情と友情が、皆を幸せな気持ちにさせてくれます。年越しに見られる様々な風習、多様な料理、全てが年越しの文化的シンボルです。
「食あっての春節」とよく言われます。絶え間なく食卓に上る様々な料理を、年越しのゆったりした時間と家族の情の中で味わうのです。
 

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徽州風味煮物の盛り合わせ

 

 山岳地帯である皖南(安徽省南部)では、人々は農作物の収穫を終えて農閑期に入った頃から年越しの気分を構えます。旧歴十二月に入ると家々で豆腐を作り、豚を屠殺し年越して料理の準備を始め、爆竹の音をひっきりなしに鳴らします。山で採れるタケノコやキクラゲ、シイタケ、ワラビや魚を用いて、千百の美食を作り上げます。自家製の豚肉を漬け込んでから冬の暖かい日差しに数十日間当てて干したものに、山奥のタケノコを加え、クスノキの板に乗せて蒸し煮すると、透き通る色に清らかな香りが立ち込めてきます。そして、カニ味噌のおやきや徽墨酥(黒ゴマの落雁)などを併せて親しい人々をもてなします。
 

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歙県三陽一品鍋

 

 年越しなど慶事の宴会に、一品鍋は欠かせません。輪になって並べられた数十の鍋がぐつぐつと煮立つ音は、まるでお祝いの大合唱のようです。湯気の立つ大釜を囲む婦人や少女たちの笑顔、これ以上の幸せを感じる光景はありません。
 安慶市での年越しなら「黄梅戯」と数々の美食が欠かせません。そら豆みそを塗って焼いた魚の格別な香り、炒り米の鶏スープ掛けの忘れがたい滋味深さ、どれも安慶人に愛される郷土料理です。焦がした豚バラ肉をキャッサバ粉で丸めた肉団子などは、各食材が織り成すうま味のハーモニーと、とろりと口内で飛び交う香りがたまらない逸品です。

 

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炒り米の鶏スープ掛け

 
 合肥の料理というと、ひね鶏のスープや呉山貢鵝、ドジョウラーメンなどが代表とされますが、合肥っ子の一押しは塩漬けアヒルと大豆の煮込みです。塩漬けしたアヒルと大豆を素焼の壺に入れてじっくりと煮込む料理で、融け合ったアヒル肉と大豆の香りが無窮のの余韻を奏でます。
 

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金寨吊し鍋

 
 雪が降る新年なら、体を温めてくれる金寨吊し鍋が至上の選択です。炭火焼きの雰囲気の中、親友と談笑しながらずらりと並ぶ料理を食すのは、最高の時間と言えるでしょう。
 
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蕭県羊肉スープ

 
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蕭県魚肉と羊肉の煮込み

 
 羊肉なら皖北だと言われるほど、蕭県の山中で放し飼いされた白山羊は有名です。その独特な風味は、料理人のインスピレーションを引き出す食材と言われています。羊肉を魚の腹部に詰めて煮込んだ「魚咬羊」という料理は、生鮮中の生鮮とも呼ばれ、食卓上で圧巻の存在感を放ちます。馬鞍山の「霍里羊糕」という羊肉の煮凝りも地元の名物料理で、特製のソースをかけた煮凝りを食べると、口の中が一日中芳しい香りで満たされます。
 
 様々な文化風習で織りなされる年越しには、土地土地に欠かせない料理が存在します。上記以外にも蕪湖の八宝菜、淮南の家々の門前にかけるソーセージなど、そのすべてに一年の安泰や幸福の意味も込められています。

(原文:程群)

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