イベント案内

2021年福建省文化年・第一弾　閩の美—中国福建古代美術並びに文化観光展

【イベント 展覧会】

　福建省の略称を「閔（びん）」という。福建省は中国の南東に位置し、古代海上シルクロードの始発地であり、中国の歴史上最も多くの中原の人々が南遷した目的地でもある。それにより、福建省は昔から独特な伝統工芸や伝統文化が発展してきた。2021年は1年にわたり福建省を紹介する福建省文化年を迎える。本展はその第一弾である。
　展示会の内容は豊富で、歴史ある作品は古今の文化を含んでいる。福建省宋明清時代の建陽窯、漳州窯、平和窯、同安汀渓窯、徳化窯等の瓶、皿、椀、炉、盏、箱などの磁器、寿山達磨石彫、心啓作田黄の魚化龍の四方印章、楊玉旋田黄荔枝凍圓印章、範道生木彫金漆韋陀、蒲田竜岩木の根彫置物、張瑞図書法刻額、黄蘗即非如一書法と書法刻額、黄蘗煎茶道具など31点の古代美術品の他に、福建省の現代の地方工芸品である軟木彫、雅朗晶、油扇を展示し、福建省世界文化自然遺産を写真やパネルなどで紹介する。
　12月22日（火）15:00からの開幕式では、武蔵野美術大学の廖赤陽教授による福建古代芸術に関する講演会と福建省の茶道パフォーマンスがある。
　

　

　
　主催：福建省文化と観光庁、中国文化センター
　共催：日本福建観光PRセンター、福華堂古美術