イベント案内

「再現妙筆——八大山人書画精選展」開幕式

【イベント 展覧会】

　八大山人は中国水墨写意画の大家として国内外に名を馳せ、その作品は多くの名だたる博物館・美術館に収蔵されています。本展覧会では彼の作品を系統立てて展示し、その全貌をご紹介します。八大山人記念館収蔵の数ある真跡の中から厳選した作品たちの複製品ではありますが、高度な印刷技術が用いられ、近代の大書法家である啓功先生をして「下真跡一等」と言わしめたものです。

　今回は、八大山人の花鳥・山水・書法から、彼の趣ある筆致と清涼な画風を十分に感じられる書画作品37幅（複製品）が出展されます。松や蓮や石、或いは心中の山河などを描いた絵画、芯が通った円やかな書や古風で奇抜な趣を湛えた跋など、尽きない味わいを感じられることでしょう。

　八大山人記念館は歴史上の書画家の記念館としては中国で初めて、1959年に設立されました。全国重要文化財保護機関の一つに指定されており、2011年からは無料で開放されています。約177坪の敷地は周囲を水に囲まれ、西南に面した梅湖と渾然一体となってあたかも八大山人の描いた魚のような、また「太極」を体現したような姿を呈しています。

　敷地内には品のよい趣を湛えた展示棟と庭園、研究棟があり、南に建てられた質朴な建物「青雲譜道院」では、八大山人の生涯と芸術活動に関する資料が展示され、北にある無駄を省いた現代的な建物「真跡陳列館（別名「真賞楼」）では、八大山人の書画作品の真跡を見ることができます。さらに、西には古代建築を模して建てられた「八大山人研究センター」（別名「在芙山房」）があり、研究や交流、あるいは充実したサービスを提供する場として使用されています。八大山人記念館は、このように三つの異なる雰囲気を楽しめるようにデザインされています。
　展示期間：2019年7月16日（火）～7月26日（金）＜土日祝休み＞
　　　　　　10：30～17：30（初日は15時から、最終日は13時まで）

◎来賓以外は自由席となります。
◎参加は複数名でもOKですので、ご友人等お誘い合わせのうえ御応募下さい。
◎会場へのアクセスは、当センターのホームページをご覧ください。
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◎申込方法
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