2024年7月1日、「缶道東漸 第10回翰墨書道会展」が中国文化センターで開幕した。
中国文化センターと翰墨書道会はこの展覧会を開催する。展示する作品は翰墨書道会会員役員が呉昌碩の書を臨書した作品や独自の隷書や章草などで呉昌碩詩文を書いた作品である。同時に呉昌碩全集より「石鼓文」の四連幅や尺牘などを抜粋した臨書作品もある。
日本アジア共同体文化協力機構理事・東京大学名誉教授刈間文俊氏(元内閣総理大臣福田康夫様からの祝賀の手紙を代読する)、中国文化センター センター長羅玉泉氏、中国駐東京観光代表処首席代表欧陽安氏、日中友好協会会長宇都宮徳一郎氏、日本芸術院会員・ 日展理事・全日本書道聯盟前理事長星弘道氏、書道文化研究者・翰墨書道会顧問西嶋慎一氏、上海呉昌碩芸術文化基金会理事長・東京呉昌碩芸術研究院長呉超氏、翰墨書道会会長郭同慶氏、翰墨書道会副会長・翰墨三媛書展出品者代表山田嘉洲女史等、展覧会のオープニングとテープカットを行った。
来賓と画家たち
来賓によるテープカット
元内閣総理大臣福田康夫様からの祝賀の手紙は日本アジア共同体文化協力機構理事・東京大学名誉教授刈間文俊氏を代読、「翰墨書道会は今年で設立35周年を迎えるが、毎回それぞれのテーマを設けて作品を創作し、発表するのが特徴となる。今回は日本でも人気のある呉昌碩をテーマにし、会員の皆様が呉昌碩の書を臨書したり、呉昌碩の詩文を各自の得意な書体で書き上げたりしており、いずれも秀作揃いとなる。」と語った。
日本アジア共同体文化協力機構理事・東京大学名誉教授刈間文俊氏は祝賀の手紙を代読
中国文化センター センター長羅玉泉氏は「呉昌碩生誕180周年に合わせ、中国文化センターでは呉昌碩芸術研究に関する様々な展覧会が開催されてきた。今回の展覧会の目玉は、呉昌碩芸術の遺産と発展を中心とした新しい書作品である。」と述べた。
中国文化センター センター長羅玉泉の挨拶
日本芸術院会員・ 日展理事・全日本書道聯盟前理事長星弘道氏は「展覧会から呉昌碩について学び、呉の書道創作の精神を学んだ。」と述べた。
日本芸術院会員・ 日展理事・全日本書道聯盟前理事長星弘道の挨拶
書道文化研究者・翰墨書道会顧問西嶋慎一氏は「書道という形式を通した日中文化の交流は、日中友好の発展を促進し、両国の芸術家の友好を深めることができる。」と語った。
書道文化研究者・翰墨書道会顧問西嶋慎一の挨拶
上海呉昌碩芸術文化基金会理事長・東京呉昌碩芸術研究院長呉超は「呉昌碩の書道文化を再び日本に広ひろめていくのはこの展覧会に感謝する。今年は呉昌碩の生誕180年にあたり、呉家の子弟を代表して展覧会の成功に心から感謝する。」と述べた。
上海呉昌碩芸術文化基金会理事長・東京呉昌碩芸術研究院長呉超の挨拶
翰墨書道会会長郭同慶は「今年で墨歴37年目になりますが、これからも書道文化を学び、研鑽を積んでいきたいと思う。今回の展覧会では、呉昌碩の芸術と文化に影響を受けた翰墨書道会の3人の優れた女流書家の作品も取り入れている。」と語った。
翰墨書道会会長郭同慶の挨拶
最後に、翰墨書道会副会長・翰墨三媛書展出品者代表山田嘉洲は、「私たち3人(中島嘉瑛、森田嘉泉、山田嘉洲)は書道芸術をこよなく愛し、書道を通じて翰墨書道会と関わり、日本と中国の文化芸術の交流に力を注ぐようになった。この展覧会が両国の芸術家の交流を深めることを願っている。」と述べた。
翰墨書道会副会長・翰墨三媛書展出品者代表山田嘉洲の挨拶
開幕式の午後には、「呉昌碩の書道芸術を学ぶ(石鼓文や隷書を中心に)」というテーマで特別講座は行われた。 聴衆は熱心に耳を傾けていた。
特別講座
展示作品
展示作品
期日: | 2024/07/01 〜 2024/07/03 |
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時間: | 10:30〜17:30(7/3 ~13:00) |
会場: | 中国文化センター |