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 7月11日午後、浙江省文化庁と中国文化センターの主催、中国美術学院版画院の運営による「中国美術学院木版画展」が盛大に開幕し、多くの人で賑わった。
 
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テープカット式典

 
 中国美術学院の劉正副学長が中国美術院の代表団を率いて来日し、開幕式と学校間交流に出席した。
 東京藝術大学の保科豊巳副学長、日比野克彦美術学部長が本展に出展した東京藝術大学の教授や学生など10名と共に、また多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻の古谷博子教授らが日本側の出展団として開幕式に出席した。
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版画作品を鑑賞する様子

 
 日本最大の版画組織、日本版画協会の磯見輝夫理事長、日本板画院の見目陽一元理事長が10数名の理事や会員と共に開幕式に出席した。
 江崎鉄磨衆議院議員、望月義夫衆議院議員、国土交通省の舘逸志政策統括官、輿水恵一衆議院議員の政策秘書藤村達彦氏、手塚プロダクションの松谷孝征代表取締役社長、日中友好協会の永田哲二常務理事、高野倉和央顧問、日中協会の白西紳一郎理事長、小国宏顧問、東京華僑総会の林斯福会長など政官界、友好団体、各種芸術団体から100名以上が開幕式に出席し作品を鑑賞した。
 
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各国の観衆

 
 開幕式では在日の各国アーティストや学生の姿が見られ、注目を集めていた。
 福田康夫元首相の子で衆議院議員の福田達夫氏が祝電を寄せられた。
 本展のテーマは木版画で、中国は世界で最初に印刷技術を発明した国であり、最も早い時期から木版画を使い始めた国として、世界における版画の発展に大きな影響をもたらした。特に中日両国は伝統的な木版画と現代版画が伝わる中で、互いに影響し合う歴史を有してきた。本展では展覧テーマを木版画に絞っており、日本の同業者や各界は現代中国で発展する木版画に大きな関心を寄せていた。
 また本展は中日でトップクラスの芸術大学間交流及び日本の芸術団体との芸術交流においても重要な意義を持っている。
 
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木版を鑑賞する様子

 
 このため中国美術学院は本展の企画段階で、中国美術学院の教授の作品42点と学部生及び研究生27名の作品27点と80年代から現在までの木版原版30点を出展し、更に中国美術学院と友好校である東京藝術大学の教師と学生、多摩美術大学の教授の作品約10点を展示することを決めた。
 中日の版画家、教師、学生の作品を一つの空間に展示することで、両国の大学の教学レベルと成果を紹介し、また互いの作品、創意、技術の異なる点と共通点を展示することで、互いに磨き合い、融合を促し、共に発展していくことを主旨としている。
 
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各界の交流

 
 このように目で見て手で触れて、直接交流することは大変重要であり、文化センターがプラットフォームとしてこれまで実現できなかった願いを実現し、より多くの両国のアーティストが共に参加できる交流活動を展開していけると確信していると来賓たちは口々に話していた。
 会期は21日まで。


期日: 2017/07/11 〜 2017/07/21
時間: 10:30〜17:30
会場: 中国文化センター
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