イベント案内

蔵羌魂　阿壩（アバ ）文化遺産の魅力展　展示解説

【イベント その他】

　中国より来日した文化伝承人が展示品を解説します。日本語通訳付き。
　
チベット族の刺繍技術の伝承人——仁珍初（レンチンチュ）
　幼い頃から刺繍や編み物が好きで、多くのものを編んできました。2005年からは、チベット文様の刺繍をターバンに施し、そのターバンを裁断して制作した様々な形状のカバンは中国全国のさまざまな展示会・コンテストに出品され、多くの賞を受賞しています。
　
チベット族の医薬技術の伝承人——扎西彭嵯（ザシペンチョ）
　四川省蔵語佛学院を卒業した後、サキャ派の名刹である徳普求吉寺に帰依、2006年に徳普求吉寺の15代目ケンポ（佛学博士）に任命されました。幼い時からチベットの医学と薬学を学び、豊富な臨床経験に基づいた深い知識を有しています。2012年、州級の無形文化遺産「南派蔵医」、「祥巴（チャンパー）」、「金冠舞」の3つの伝承人に選ばれました。
　
チベット族の銀細工の伝承人——那麼甲（ナマジャ）
　19歳から高名な職人のもとで銀細工を基礎から学び、現在は独立。14年の職人歴の中で、個人制作のほか、寺院や一般家庭の金属細工の制作にも関わってきました。2018年第4回上海国際博覧会では、現場で実演披露を行いました。
　
「吉祥人形」の創始者——張慧玲（チョウケイレイ）
　2010年よりチベットの伝統工芸を学びはじめ、試行錯誤の結果、伝統衣装と人形の融合によって民族の手工芸を復活させた。民間工芸と玩具を組み合わせたことで、民族の特色が色濃く、芸術性と実用性を備えた「吉祥人形」を生み出しました。これにより、中国国内のさまざまなコンテストで賞を獲得し、民族文化産業に輝かしい一頁を添えました。
　
チャン族刺繍の伝承人——楊梅（ヨウバイ）
　チベット族・チャン族の織物および刺繍におけるアバ州州級無形文化遺産伝承人。幼少より祖母と母にチベット族・チャン族の刺繍を教わり、19歳で国家級無形文化遺産伝承者である楊華珍に弟子入りしました。また、アバ州の女性の在宅勤務を積極的に推し進め、刺繍や舞台劇など、様々なチャン族文化の協同組合を創立、運営しています。
　
チベット族の陶芸技術の伝承人——依農（イノウ／ケンポ・チュワン）
　7歳からチベットの仏典を学びはじめ、10歳でガルダン・ギャツォ上師の下へ出家、「時輪タントラ」と体系的に修行しました。2近年「ランバラ（壌巴拉）チベット陶芸伝習所」や「ランバラ（壌巴拉）無形文化遺産伝習基地」を創立し、そこでチベットの手漉き紙や陶芸などの技術を研究、チベット族の民間工芸の復興に貢献するとともに、全世界に向けて発信しています。
　
チャン族銀細工の伝承人——楊維強（ヨウイキョウ）
　第一回アバ州政府クオリティー賞、アバ職人賞を獲得。13歳から父に銀細工を学び、30年間質の高い銀細工を制作してきた。また、一万点を超えるチャン族の銀細工や銀器を蒐集、「維強チャン族銀飾博物館」を創立し、アバ州の銀細工文化の普及・教育に力を入れています。
　
チベット族祥巴の芸術・タンカ芸術の伝承人——張志勇（チョウシユウ）
　四川省美術家協会会員、アバ州美術家協会秘書長を現任。アバ州チベット族祥巴（シャンパ―）無形文化遺産伝承者であり、アバ州文化館でチベット族祥巴学科のリーダーとして勤める傍ら様々な展示会に作品を出展し、多くの賞を受けています。
　
蔵羌魂アバ文化遺産の魅力展チラシ（PDF）
　
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