春節は中華民族にとって最も重要的かつ伝統的な祝日であり、家族団欒の日でもあります。春節の際、中国各地で様々な特色があるお祝い行事を行い、新年の安全と順調を祈ります。2022年春節を迎えるため、日本華人迎春送福実行委員会と中国文化センターの共同主催による「2022迎春送福展」が開催されます。中日両国の書道家が創作した「福」の文字と「春聯」（しゅんれん／赤い紙に各種縁起の良い対句を書いたもの）作品100点を展示することによって、中国の福文化と書道芸術の魅力を披露します。
「福」という文字は甲骨文字に初めて見られます。初期の文字は図式的な特徴があり,象形性が強い。甲骨文字の「福」は合体会意字で、祭祀祈祷に関連します。小篆、隷書、草書、楷書、行書などの書体の現れによって、「福」の書体はますます芸術的になり、もっと美しいものとなってきます。春節の際、「福」の文字を貼ることは、中国民間で由来する風習で、「幸せ」、「運が良い」という意味があり、新しい一年への祈願と幸福な生活に対す憧れを表現しています。「福」の字は人々の平安、吉祥を祈る記号だけでなく、中国の書道の奥深さも体現しています。
開幕式当日、中日両国の書道家たちは現場で墨をかけて揮毫し、ご来賓に「福」の文字を送った。景品付きでクイズを当てるインタラクティブなコーナーと春節の特徴あるグルメ「五色の水ギョーザ」の小さなギフトボックスが設けられました。各界の友人が展覧会を見に来て、幸せな「福」を持ち帰ることを歓迎します。(新型コロナ予防のため、展示会場での飲食はご遠慮ください。)
