2024年6月18日、「遠山の呼喚——陳翔・朱順林山水画展」が中国文化センターで開幕した。 この展覧会では、上海を拠点に活動する画家陳翔と朱順林による中国絵画が展示される。
千葉県日中友好協会会長石橋清孝氏、在日中国企業協会会長王家馴氏、中国国際航空日本支社支社長馮力氏、日本中国友好協会副会長橋本逸男氏、城西国際大学大学院孫根教授志華教授、画家の陳祥氏、朱順林氏などが来日し、展覧会のオープニングとテープカットを行った。
来賓と画家たち
来賓によるテープカット
千葉県日中友好協会会長石橋清孝氏は、「陳祥、朱順林とも、自然と人間は切り離すことができないという姿勢で、このような素晴らしい作品を制作された。本日展示されている絵画をじっくりと味わっていただければ、日中両国民の自然や芸術に対する姿勢が共通していることがおわかりいただけると思う。 また、この展覧会は日中友好の発展を促進し、両国の芸術家たちの友好を深めるものでもある。この形式を通じて日中友好関係を促進することは、私たち全員の共通の目標となった。」と語った。
千葉県日中友好協会会長石橋清孝の挨拶
画家の陳祥氏は、雨をものともせず会場に足を運んでくれたゲストに感謝しながら、「絵画芸術には、時代を超越した造形美や雰囲気があると信じている。山水画は自然を機械的に描写するものではないが、人間と自然との精神的なつながりを反映している。特に現代の大都市に住む私たちは、本当の自然から遠く離れていることに慣れているが、それでも心の底では自然に近づきたいと願っている。そのような気分は、古代中国の山水詩にもはっきりと見て取れるし、今日私たちが目にする山水画も、古来からの文人や芸術家たちの山水エピソードと呼応している。これは、私たちがこの展覧会を『遠山の呼喚』と名付けた理由とも言えるでしょう。」と述べた。
画家陳祥の挨拶
画家の朱顺林氏は、「日本で作品を展示するのは今回が初めてではないですが、今回の展覧会はこれまでのとは異なり、近年丹念に制作された風景画をお持ちして行った。それは私にとって山や川の描写であると同時に、精神的なレベルでの自然との対話でもある。私は常々、世界は新たな高速発展の時代を迎え、人類の文明の進歩は日進月歩であるにもかかわらず、人々が心に平和を見出すことは稀であり、風景画は私たちを平和の世界、俗世間の悩みから解放された芸術の世界へと連れて行ってくれると信じている。 そこでは、自然に注意を払い、自分自身を見つめ直し、心を浄化し、精神的な領域を昇華させることができる。」と語った。
画家朱順林の挨拶
最後に、在日中国企業協会会長王家馴氏は、「城西国際大学の孫根教授は、中日間の文化・芸術交流に常に力を注いでこられ、その熱意とご尽力により、このような素晴らしい展覧会を開催することができた。複雑で変化する社会環境の中で、このような展覧会を開催することは、大変意義深い文化交流活動だと思った。中国の声を発信し、中国の物語を伝え、中国らしさを開花させ、中国文化の継承に貢献するため、心から二人のアーティストに感謝と敬意を表す。」と述べた。
在日中国企業協会会長王家馴の挨拶
開幕式での即興制作
展示作品
期日: | 2024/06/18 〜 2024/06/21 |
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時間: | 10:30〜17:30(6/21 ~13:00) |
会場: | 中国文化センター |