二胡縁—中国民楽精英音楽会は鹿児島にて開催

　中国文化センターと日本二胡振興会の共同主催による「二胡縁—中国民楽精英音楽会」が4月2日に東京で成功を収め、4月3日には劉福君二胡教室との共催により、鹿児島薩摩川内市国際交流センターで巡回公演が行われた。
　
　二胡は日本人に広く愛され、各地で二胡を学ぶ日本人は現在10万人おり、愛好家の数は更に多く数えきれないほどと言われている。日本各地で活躍する華人芸術家はこれに多大な貢献を果たしてきた。劉福君氏は九州地区で活躍する二胡演奏家で、九州で10余りの二胡教室を開き、200名近い学生がおり、多くの学生は舞台で上演を行うほどの腕前である。
　

鹿児島のステージの様子

　
　より多くの日本人に二胡を学ぶ機会に触れ、中国民族楽器に理解を深めてもらうため、中国文化センターは今年から日本各地の二胡演奏家及び二胡教室と共同で、華人演奏家や先生と日本各地の二胡を学ぶ学生が共に参加する二胡音楽会を開催している。
　
　今年は中国音楽学院教授、中国二胡学会副会長の曹徳維氏が訪日し、二胡、板胡、京胡等「二胡家族」と言われる各種楽器と名曲の公演を行い、日本の二胡演奏家と共に中日の名曲を演奏し、日本の演奏家は中国風の衣装で公演に参加していた。
　

鹿児島のステージの様子

　
　旅日中国芸術家と中国教育機関や専門団体の芸術家が訪日して公演に参加し、日本での二胡普及と日本の二胡演奏家の演奏レベル向上に対して積極的な役割を発揮した。
　
　東京、鹿児島の各公演では約400名規模の劇場で上演を行い、満席になった会場からは拍手が絶えなかった。