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 中国の著名な芸術家で、中国の最も重要な2つの美術大学(杭州の中国美術学院、北京の中央美術学院)の院長を歴任し、2010年上海世界博覧界の中国国家館の展示総合デザインを担当した中国芸術界の権威、潘公凱氏による講演会「境界を超える—融合」が4月6日の午後、中国文化センターで開催された。
 
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潘公凱氏

 
 「境界を越える—融合」は、潘公凱氏の創作活動の主要テーマであり、芸術の境界を越える創造と実践を長年に渡り行ってきた。水墨画の伝統から出発し、インスタレーション、建築デザイン、服飾デザイン、さらに中国美術史の研究等、その活動はジャンルを超えている。「学術は境界を超えるものだ。学科が互いに交流しあうことで、未来の重要な発展の方向が生まれる。境界を越えるためには、学科の専門的研究の精度を高めることを基礎とし、浅くなることを避けなければならない。学科の専門研究の精度が、境界を越えた研究の層の深さと成果を決定する。」と語った。
 
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講演の様子

 
 講演会には70名近くの来場者が詰めかけ、講演終了後も貴重な機会を逃すまいと、質問や記念撮影が途絶えなかった。


期日: 2018/04/06 〜 2018/04/06
時間: 15:00~16:30
会場: 中国文化センター
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